P.B.C.Now!
《 こちらでは直近の作業状況などを随時更新しています。 》

 

 2017年4月26日のPBC 

 

外はヤマのここでも雪解けが終わりそうです。

なのにウチではまだ冬仕事が終わっていません(汗)

トーゼン春の仕事が入っており、老朽ノーミソがオーバーフローしています。

4月の主な出来事のみちのくGPz1100です。

なんとかGWに走れるタイミングで完成し、秋田に納車してきました。

でも全ての外注が上がって後はウチ次第となったのは3月末日、エンジン始動が4月6日…

それもテンショナー作ったり、マフラー加工やら周辺パーツの手直し等含めて…

さらに言わせてもらえば、今まで存在しなかった「チューニングパーツ」としてのSOHCエンジニアリングさんによるオーダーピストンを使用、

当然、測定やら下準備は他の定番パーツよりはるかにやることが多くて、です。

長い冬とは言え、早めに手を掛けないと間に合わないのは全ての工程を自分だけでコントロールできないから、ってのもあるのですよ。

以下、外注前の下準備をざっと。

 

よくあるヤツね(笑)

 

キレイにして現状確認

 

シリンダーはライナー抜いて現状確認して発送。ターカロイライナー製作・入れ替え等でSOHCさんへ。

  

ヘッドは現状確認してポーティングして、これも内燃機屋さんへ。

 

ピストンとライナーは年末ギリギリに完成(はやっ!)して各測定、観察(笑)。30年前のエンジン用でも、ピンの潤滑とか、設計そのものが最新です。

  

素晴らしい!けど、よく考えて組まないとヤバそう(笑)取説の類はいっさい無し(爆)

「ちゃんとやってね」ってコトですね(笑)。

 

ダミー燃焼室作ってピストンヘッドのボリュームも測っておきます。燃焼室は測定済み。

   

ヘッド回りのパーツは熟考して表面処理へ。今回はリフター回りを8気筒のピストンと考え、けっこう手を掛けました。

その間に削り出しパルサーカバーなども作り(笑)

内燃機屋さんから帰ったヘッドはチェックして即、塗装へ再出発。耐熱セラコートでいきます。

 

ノーマルカムを使用しますが、ラッピングして各測定。GPz1100、「ノーマルカム」だと思ってナメてるとひどい目に会いますよ(笑)

そうこうしてるうちに、モトラビさんからヘッドが「漆黒の宝石」となって帰ってきました。めっちゃ羨ましい!!!

これで全外注完了、ワクワクして組んでいきます。ちょうどこの頃、ツッキーとカーサンは京都へ。

完全に寝るの忘れます(笑)

 

ちょっとだけライナーと干渉するケースの部分を削って、ピストンの準備。リング合口、ピストンクリアランス.05でも、攻めてますね〜。

  

ライナーとシリンダー下部を処理してサクッとシリンダーオン。さすが専用ライナー、C面もキッチリ掘ってあって組みやすいこと!無用なトラブルを避けられます。

  

上死点出してスキッシュ位置確認して、ガスケット厚みから実際の圧縮比を計算。GPzの広い燃焼室でキッチリ出てます!サスガです。

それでコレだけの鍛造削り出しでピストン重量は200g以下。どんなエンジンになるんだ?で、眠気も吹き飛びます(笑)

  

バルブ叩いて手応えできちっとフタが閉まってるのを最終確認。ちゃんとしてるのはわかっちゃいるけど、これだけは自分の手で確認したいの。

他に何やってても、フタが閉まってないと意味無いワケだし、ステムのDLCのカンジも体感できます。

 

DLCリフターと手を掛けたリフター穴のカンジも確認。セット長も合わせておきます。

最初の状態のわりに素晴らしいヘッド、カムホルダーにはひとつもヘリサート入りませんでした。

ちゃんと締めて、ちゃんと緩めれば、そうは痛まないですよ。今までほとんど触られてなかったのでしょう。ラッキーです。

  

ノーマルのテンショナーも悪くは無いんですが、やっぱりちょっとバックラッシ(?)があるのでバルタイをきちっと見る上でも作っちゃいます。

お安いのも売ってるんですがね、も、部品待ちすらもどかしいので(笑)

クリアランスとってバルブタイミングの確認。特工を作ってピストンとバルブのクリアランスも確認。かなりキてます(笑)が…

ここでGPzの特異性で悩みます。ノーマルのタイミングがZ系としてはかなり特殊。やっぱりGPz(1100Rと)だけは別のエンジンとするべきか。

ヨシムラのST1、ST2、貴重なSTM(GPz用ST1)のデーター等もあちこちで教えていただき、

ピストンとバルブのクリアランス、ドルフィンのフィーリングも考え、結局、安全とデーター収集の目的もあり、

ノーマルタイミングでスタートする事にしました。このあたり自分の経験値不足を痛感しました。

近々にドルフィンでイロイロ試してみてフィードバックしたいと思います。

カムカバー裏のスライダー分の進みも考慮に入れ、ノーマルのバルブタイミングをオンマシン(1ミリリフト)でキッチリ記録し、「がんばれよっ!」ってコトで、閉じます。

手でクランク回しても「おおっ!」ってのが伝わりますね。最後にオイルパンフタしてエンジン完成!こりゃ楽しみ!なんですが…

キャブ、キタネー!セッティングも「何じゃこりゃ…」で、がーっと…

 

持ち込まれたエキパイ…干渉するからなんとかしといて、とは言われてましたが、すっごい付かない(爆)

ぶった切って削って合わせて、これもがーっと…

  

点火時期もウオタニSP2の青箱…これは結構勉強してたのでエンジン仕様から推測して初期設定。

オイルラインやらクーラーステー等もだだだと手直しして、バッテリー繋いでオイルを充分回して、プラグとガソリンチェックして〜の…

「ドンッ!」

 

あっけないほどにツラっと火が入りました(嬉)。お〜スゲー排圧、しっかりとしたアイドリングです。

モロモロ微調整して、テストラン、テストラン〜♪とワクワクしながら車体チェックしてると〜

あれ?…

キーッ!ってなってガーっと(笑)

  

  

  

説明省略(笑)春まだ浅い日差しの下へイザ!

うお〜!これが組んだばかりのエンジンなのか?ってくらいのウルトラスムーズさ!それもちゃんとトルク感アリ。

それがさらにどんどん加速していくのがわかります。

ホントはゆっくりその変わりゆく感触を楽しみたいのですが、今回は時間がありません。みちのくではここより先に春が来ているはずです。

ある程度カドが取れたあたりで初期セッティング。多少意地悪をしても問題ないレベルまで。その後増し締め。

 

で、個人的に一番気になっていたドルフィンとの違い。

排気量こそ違いますが、両車ノーマルカム、FCR35、ピストンのスペックでどんな違いが感じられるのか?

まだ全開にしていないし、おそらくみちのくGPzは7000rpmから上がその本領っぽいですが

先ずは「GPz1100」です…水冷4バルブみたいな(謎)。コレはけっこう意外でしたね。

このみちのくGPzプロジェクト、オモシロイので後でどこか別ページ設けて書いてみますね。

で、店を3日閉めて(2日は定休日)秋田に無事直接納車。

 

ついでにみちのくの名湯で英気を養ってきましたとさ(笑)

てなコトを、春のラッシュの間にやってますよ〜ってコトです。(ひ〜っ!)

MENUへ

 

inserted by FC2 system