NSR250R

《写真更新》

89’NSRベースのこの車両、見た目は「こんなNSRも売ってたっけ?」的な仕上がりだが…、「脱いだら凄いんです」。こうして見るとオーナーによるワンオフ外装(フラッシュサーフェスのアクリルヘッドライトカバーも!)とアートワークスによるペイントでツルンとして見えますが…

 

脱いだその姿は

レーサー?と見まごう手の入りようです。ステー類は、シートレールを含め、すべてアルミでワンオフ、フューエルタンクはRSのアルミタンクの表だけを使用し裏板はワンオフで叩き、なんとフューエルキャップはノーマルを使用できるように太いアルミ丸棒から極限まで削り出して溶接した一品モノ。

 

 

もちろん防爆プレートも入り、キッチリガソリンを使える上にエアクリーナボックスも使用する、まごう事なき公道仕様。ずいぶん以前の仕事だが、我ながら「よくやるなぁ」と思います。エンジン、足回り関係も、NSRマイスターのオーナーが自ら関係各年式のNSR,RSをいいトコ取りしつつチューニング、フィッティングを繰り返し、レーサーに毛が生えた程度の車重の軽量スーパースポーツに、ツーリングもフツーにこなすフレキシビリティを与えている。もちろんその「ツーリング」はリッタークラスのオートバイとでも可、というモノ。我がドルフィンぐらいであれば、○○○Km/h以上で加速していてもすぐ後ろで野太い2ストロークサウンドが耳に障る(笑)。

いつも病的に手入れされ、細部の仕上げもノーマル新品以上の質感を維持する店主と同じ年生まれのこのおじさんオーナー、NSRマイスターでもあり、ウチの店に増殖する「ヘンタイ」の病原菌ともいえる(笑)。

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《BMR》

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