ZX-10

いわゆる普通のお父さんにとって、オートバイを持つことだけでも実は凄い事なんだと思います。例えそれが譲り受けたオートバイであっても、自ら手を汚し、キチンと走るようにし、走り始める時、彼は同じオートバイ乗りでしかありません。家庭と仕事と社会人のしきたりの間のほんの隙間であっても、その密度たるや相当なモノ。それを応援するのもオートバイ屋の仕事と思います。

オーリンズの装着と共にリンク周りのオーバーホールをしました。いつの間にかオートバイの雰囲気が変わっていて写真を入れ替えました。オーナー自らが手を汚した結果が細部に見て取れ、結果、全体にシャキッと見え、かつ、もはや新しいオーナーの愛機たる姿になっていると思います。オートバイの、機械でありながらの『生命感』とでも言う雰囲気は不思議です。

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