オートバイ四方山話
(よもやまばなし)

Vol. 4

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ノーマル

車検で入庫のSR400

久々の(笑)完全ノーマルです。

この年式のSRはいいですね。フロントブレーキが新しい方のディスクブレーキ。扱いやすいCVキャブ。キレイな排ガス。

車体とのバランスは最高でしょう。

オイル交換と一通りのメンテナンスをした後、車検が残っていたので実走で検査に行きました。

外は灼熱の日中、オートバイで走っても熱風の時間帯。

いつもの(?)ちょっとだけ熱量が多くなったオートバイでは気の毒に思える状況の中、コイツは気にもかけません。

メンテもしたし、何一つ文句を言わないSRに妙に感動し、気分よく走れました。

さすがヤマハの最年長バイク、間違うことなき「名車」です。

あたりまえ?イヤイヤ、凄いコトなんですよ〜。

ノーマルだってツクリモノである以上、最初からこうだったワケではなく、

メーカーの技術者の試行錯誤の結果であり、その規模と技の深さは、多少知ったかぶりのバイク屋(汗)の比ではないのですよ。

とても安心して走れるってのは、それだけ周りが良く見えるし、

バランスの良さは危険回避行動も思い切ってやれる、つまりは安全なオートバイなのです。

ウチはこんなオートバイ屋(どんな?)ですが、

意外とこうした「ノーマルバイク」に乗った時に唸らせられるコトが多いのです。

そして目指す方向も再確認出来るんですよ。

もちろんノーマルでもメンテナンスあってのことですがね。

くれぐれも、ウチはヘンなバイク(?)ばっかりな店じゃないですからね(笑)

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珍客

ホント久々の晴れの週末、「よ〜し、一気に行くぞ〜!」と思ってたら急な来客…。

フランスから来た夫婦、既に1年半ほど旅しているそうな。

今回は南米大陸をウロウロしながら縦断した後に来日して、

この後サハリンからロシアへ渡り、ユーラシア横断するんだって。

で2台とも日本のバイク(DR650/350)、パーツの調達とメンテナンスを札幌で、ってコトで。

とある筋から英語が通じて(そんなに話せねーぞ!!)、海外ツーリングの経験アリ(20年以上前のことだぞ!!)と聞いたそうな。

で話を聞くと、純正パーツ多数にタイヤ、電装加工、各種メンテナンス、でもここに来たのが金曜夜…

で、サハリン行きのフェリーが翌週中日!…(汗)

金曜夜のうちに各オートバイ屋さん、パーツ屋さんに無理を言ってパーツ手配から始まり、

翌土曜日は朝からタイヤ屋さん、手のあいたお客さん、カーサン(ツッキーも)に手伝っていただきつつ、

必要パーツの調達と手配、

一方で2台のオートバイのメンテナンス…さすがにある程度以上オートバイの整備は出来るみたいなので、

聞かれたことだけについてサポートしていましたが…。

久々の晴れで一気に押し寄せる予定内外の通常業務をこなしつつ、英語と日本語がごっちゃになって飛び交う店内(笑)。

彼らはこの190万都市でテントを張るつもりだったらしく(笑)、ウチの庭に大型テントを張って、その中にテントを張ってもらい

現在まだ滞在中です。

ご協力いただいた各方面の皆様のおかげで月曜までに全てのパーツがそろいました(ありがとうございました!!)

が…

さすがに道なき道を巨大な荷物と共に走ってきたオートバイ、かなり疲れています。

あれこれメンテナンスのコトや修理、加工(痛んでいたアルミカラーをステンで再製作したり)にアドバイスと(結局)手出しをしていると

メンテしたスロットルやエンジンの軽さに

「スゲーバイク屋だな!」とお褒めいただきました(笑)。

まあ、ツッキーがすごく喜んでいるし、夜はBBQや花火で楽しく過ごせてタイヘンいい経験なんですが、

自分の数十年前のポンコツ英語で、1日が終わるとノーミソも疲れているし、

全ての部品がそろった月曜日、通常業務していると後ろからタイヤ交換していたダンナが、

「ねえナオキ、チューブ裂いちゃった…」

「…ハードチューブ?」

「ウン」

「…」

ハードチューブを知り合いのオートバイ屋さんの在庫から分けていただき、おまけに

「例のフランス人のか?持って行ってやる!」とのお言葉、非常に助かりました(感謝)。

で、結局チューブタイプのタイヤ交換のやり方をレクチャー(笑)。

「オレはこうやってる。なぜなら…」

「そうか!オレもこれからそうする!」

で、フロントタイヤでトライしていました。「ナルホド〜!」(笑)

で、次が「ねえナオキ、このベアリングどう思う?」

ホイールベアリング、前後ともイってます…

「…」

そんなこんなでなかなか進みません(笑)。

夜、温泉に行って「フェリーの予定延ばしたほうがいいよ」と言いました。

するとあれだけ多方面に御協力いただいたワリにあっさりと1週間伸ばしたそうな(オイ!笑)。

と言うわけで、もうちょっと滞在します。

お店にこられた方、でかい外国人がいても驚かないで下さいね。

すっげー気持ちのいい夫婦だし、筋金入りのオートバイ乗りだし、

ロシアのど真ん中で行き倒れにならないように協力してあげたいし(もちろんバイク屋なのでタダでは無いですよ)、

なによりツッキーがすごく喜んでいて、なんとか「オモテナシ」しようと日々努力しています(笑)。

きっと旅立ちの日、泣くと思いますよ(笑)。

それにしても、ウチに来たのは彼らにとってスゴイ幸運だったことと思います。

オートバイのことだけに限らず、彼らはかなりの無理難題王(笑)、それらをサラリとこなす、

ルードさんやTMUさんを含め、お客様方、いつもウチがお世話になっているネットワーク(?)の心強いことと言ったらありませんでした。

お世話になった皆様、本当にありがとうございました!

ま、どの程度彼らがそれを理解しているのかはギモンですが(笑)、

少なくとも店主は誇らしく思います。

ついでに彼らのウェブサイトです。よければどうぞ!

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6発様・8

今年のG.W.ラッシュは異常に長くつらく、5月いっぱい続きました。ヘロヘロです。

でもふり返ればホントに多くのキレイなオートバイ達を見送るコトができ、幸せでもありました。

  

  

  

  

って、まだ終わっていないのもあるのですが…(汗)

さすがにもう待っていられない6発様は地道に進行、メインスタンドを製作し、配管、配線、各パーツの修繕を終了させ…

  

再起動まで、後はオイルクーラーと共に夏の東京対策である水回りを残すのみとなっていました。

壊れたサーモスイッチ(廃番)はニンジャの低温側サーモスイッチ(同じ97℃)が取り付けられるよう加工、

クーリングファンはZX12Rの7枚フィンを流用、フィンの加工とZ1300のノーマルベースを加工し取り付け。

  

ファンの作動確認をしてから水を入れ、プラグを外してオイルと水を充分に回し、オートバイの神様におねがいして〜の…始動!

「クゥオン!」とセル一発!!いいねぇ(嬉)!

そのまま点火タイミングを合わせ、オイルクーラーにオイルが廻るのを確認、塗装の焼入れをしつつ、

クーリングファンの作動確認。スゴイ風量で、短時間で水温が下がり、停止します。OK、いいぞ〜!

でも熱風もすごく、乗り手はあっちーだろうなぁ…(笑)。

で、初期チェックでご近所を一回り…う〜ん、別のオートバイになっています!!とにかく軽快です。

スラロームはほぼ400cc並みの軽さとクイックさと、それに見合った剛性感があります。

これからもうちょっとコマゴマした仕上げをしつつ、テストランでセッティングしていきますが、それがホント楽しみです。

ちょっとお山にも連れて行きますかね(うふ)?

ホコリをかぶったドルフィンとBBには申し訳ないですが…オーナーは東京の方、もう時間が無いので…。

長々と続いた6発様シリーズ(?)、最終仕上がりはカスタマーズでアップしますね!

あ〜、ようやくずっと心の奥にあったモヤモヤが晴れてきた気分です!

あと一息!!

大・迫・力!

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6発様・7

切れぎれになる集中力を何とか奮い立たせ、キリの良い所までは済ませます。

ゴールデンウィーク中は脂っこいのは出来ませんし、やりたくありません。

切れぎれとは言え、重いクランク、回り始めると深夜まで安定するんですよね(笑)。

マグ鍛にウチではお初のコンチ、ロードアタック2CR。このタイヤは18インチをラインナップしており、

自分も楽しみなタイヤです。それぞれのパーツを全て磨きこみ、

ボルト類は全てステンキャップにスレッドコンパウンドを塗って組み込んでいきます。

フロントフォークもフルオーバーホール。社外スプリング(WP)が入っていたので標準セッティングを調べ、

テストランの印象とラジアル化とマグホイール化を考慮に入れて初期セッティング。

メーカーでオイル粘度が異なりWPはWAKO’Sの同一番手に対してかなり硬めです。

 

残念ながらよくあるのですが、コイツも左右でオイルの色、汚れ、量ともバラバラでした。

フォークシールのオイル漏れでもあったのでしょう。漏れている片側のみ交換、さらに社外スプリングなので

セッティングが不明…工賃的にも安くないので理解は出来ます。左右がバラバラでも走って、そうは問題になりません。

でも、それだけにフォークオーバーホールは「バイク屋の良心」と言われます。

ちゃんとヤリます。

オイル粘度、油面、プリロードを変更して組み付け。ステムベアリング、スイングアームピボットベアリング交換と続けます。

 

ウチではステムアンダーはパイプ挿して溶接して抜きます。熱で広がるしステムシャフトに優しいかと。

 

抜いたレースにもグリース塗ってグリグリして充填します。で、組み付け。

シャフトドライブのスイングアームピボットもテーパーローラーベアリング。グリスを充填して組み付け。

この時点で日付はとっくに変わっていましたが、ここまで来たら立ち姿をゼヒ見たくなりますよねぇ…

続行!、で…

のほほ〜っ!カックいい〜(嬉)

で、ちょっと寝て翌朝は休日、集中力の充填を図ります(笑)。

厚田でオアゲさん買って、誰も来ない方の場所で春の陽射しの下、ひとりウトウト…

時折、薄目を開けると、そこには穏やかな風情でドルフィンが佇んでいます。

至福とはこのコト。

で、翌日、一気にエンジン載せます。塗りたてのエンジンとフレーム、そっと、そ〜っと…

どうよ〜!このままの状態でも鑑賞に堪えますねぇ。質感がハンパないっす。

で、さらに場所をとっていた外装類を仮組みして…

うおぉ〜スゲ〜っ!

残念ながら画像にはあまり出ていませんが(写真がまだまだヘタなのもアリ)、

ダークグリーンのメタリックとブラックの組み合わせが、質感高くもワルそうです。

ここで時間切れ、待っている別の作業に掛かります。

でもこれでだいぶんスペースも空きました。ドンと来いG.W.(笑)!

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6発様・6

ちょっと疲れました…

で、そのモノに癒されます。バイク屋バンザイ(笑)。

RUDEさんにてサンドブラスト&塗装。

 

カバー類のバフ掛け、ネジ類をステンキャップに換え、ガスケット交換。

鑑賞に値するエンジンです。

車体にかかんなきゃ!

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始動!

オラオラ!で仕事進めてます。

もちろんやり直し!がこの時期一番怖いので、集中しつつ、です。

その中で、ちょっと面白いのをざっと。

先ずSR、出来上がり!と思ったけれどやっぱり気になるリアの上がり過ぎ感。

ホントはもう交換したいサスだけれど、やっちゃいます。

元々車高調が付いているサスだったので、エンドアイとロッドを13ミリカット。

 

画像ではちょっとの差ですが、実際は全然違います。違和感が消えました。

さらに、ステアリング切れ角がちょっと少なかったのも気になったので、可能な限り増やしました。

それ以外にもイロイロあったんですが、無口になって黙々とクリア(笑)、

で、車検を取ってテストラン!

ヘルメットの中でニヤつきが止まりません。イメージと実際がピタリと重なります。

軽快さと安定性のバランスがサイコー!「SRらしさ」が帰ってきました。

オーナーの笑顔が楽しみです!

次はお待たせした1000RX。

エンジンからの異音修理ですが、カタカタとカムチェーンが叩くような音。

以前ニンジャでも同じような音がでて、カムシャフトとロッカーアームの虫食いがあり、

新品に交換したら消えた経験があったので距離も出ているし、ま、ソレだろうと踏んでいましたが、

(ニンジャ系のロッカーアームはカジリやすく、現在チップつきの対策品が来ます)

開けて見ると…

 

走行9万キロ弱とは思えないキレイなアタリ、オーナーはこのニンジャ系エンジンのウイークポイントを知っていて、

オイルの管理には感心するほどに気を使っています。その賜物でしょう、音の原因とは思えません。

カムホルダーも見ましたが、キレイなモンでした。はて?

で、よく診てみると、回転方向にカムチェーンにテンション掛けると後ろ側に気になる緩みが…

 

テンショナーを外して、スライダーを指で押さえるとちゃんと張ります。ん〜?

で、テンショナーをチェックすると、フリーにしてスライドさせた時に一部引っ掛かりを感じ、ソレが現状の位置と一致します。

それにテンショナーの頭の形状が、スライダーの受け面の形状と一致しません???

スライダーの受け面は凹面となっており、本来ならテンショナーの頭は丸いハズなんですがコレは平らな円盤、

アタリも円盤のフチのみでさらに全周は当たっていません?

品番を調べるとA10ニンジャだとZRX1100まで同じ、でもスライダー受け部は凸面で線接触になり、理解できます。

一瞬、カワサキ〜!と思いましたが…んなワケないか。

するとオーナーが「以前テンショナーを新しいものに換えてくれた」と…。「くれた」ねぇ…。

そー言えばニンジャってずっと売ってたバイク、おそらく古いのやRXはテンショナーの形状が違うのでしょう。

もちろん老朽化もあるんでしょうが、アルミボディーのテンショナーのスライド面に変なアタリが付き易かったと思います。

スライダーにも良いワケありません。それにオートマチックアジャスターの1ノッチは結構張りが変わります。

いいや、作ろ…ってコトで7075の55ミリ丸棒からガーっと…

 

オーナーはクラブ員、ちゃんとオートバイを触れるし、マニュアルカムチェーンテンショナーとします。

 

シール関係も全交換できるよう、完全分解可能に作り込みました。

さっそく取り付け、バルブクリアランスもとってフタしてエンジン始動!

見事に音は消えました。もうすぐ9万キロとは思えない静かで滑らかなエンジンです。

後の祭りですが、マニュアルテンショナーってあちこちからリリースされてるのね…ま、そうだろうね。

でも半日で結果が出たし、許してね(笑)。

それと、いろいろ知る機会を与えてくれてありがとうございました。

ニンジャ系で似た音出してる車両は多いですよね。気にしてみて下さい。

さ、次。

走り始めたXS744SP、いろいろ出てきました。

クラッチは切れづらい(シフトタッチが悪く、ニュートラルが出づらい)のに、パワーかけると滑る、

どうやら発電していない、

ブレーキがバリっとしたエンジンと車体にあまりにも力不足、

振動であちこちのネジが緩む(笑)。

ネジが緩むのは逐一対策しますし、ブレーキはマスター側がなんかヘンなの付いているので変更します。

キャリパーとローターも古いのですが、以前このテのブレーキでもマスターだけでかなり効くようになったし、

雰囲気も壊したくないので先ずはソレでいってみます。

で、クラッチは新品に。スプリングと主なプレート類は純正で出ました。

 

このXS744、バックステップはキックスターターが使えなくなるモノが付いています。

せっかくなのでキックシャフトアッセンは要らないし重いし、外しちゃいます。

で、フタの製作。

 

キレイなエンジン、要らないモノはやっぱり無い方が良いですね。

で、発電は反対側、フィールドコイルで発電しているので、おそらくブラシ磨耗でしょう。

一時は確かに発電していたので、かなり減っているのかな…

 

おおっ、使用限界の10ミリをはるかに下回っています(汗)。

ブラシは純正は廃番でしたが社外品が出ており、フィールドコイル側の接点も研磨して終了。

機械式のレギュレーターはどうやら無事みたいです。

で、ライトオンでテストラン!

毎度の自画自賛ですが(汗)、うひょひょ〜!です(笑)!!!

前回のテストランでは滑り気味のクラッチに気を使いましたが、もう大丈夫、グイっとスロットルを開けると

即座に車速が乗ります。さらに重量感がないままにグイグイ加速が続きます!

心地よいバーチカルツインサウンド、ミッションのタッチもショートストロークでカチカチ決まります。

こりゃ気持ちいい!

で、忘れていたブレーキの甘さにヒヤリ(笑)。絶対良いバイクになると確信しました。

ここしばらくの終わりの見えない多忙さ、ず〜っとテストランしていたかったです〜(笑)

なんて…頑張れオレ!

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春二番

業務もついに春の仕事が入り始め、先が見えなくなりつつあります(汗)。

ツッキーの入学にともなう机導入の為の部屋の整理、の為のもうひとつの部屋の整理、の為の倉庫の整理、

の為の倉庫の天井の断熱処理、気が付いたらカーサンがずっと欲しかった冷凍庫とそのスペースができている…(笑)。

それでも雪の間からふきのとうを見つけたりすると、気持ちも自然とワクワクして春は嬉しいのですが、

やっぱり公私共に何かと多忙です。飛び込み作業は前もって連絡をお忘れなく。

ウチのご近所に関しては「山の鍛冶屋」として出来るだけ何でも直しているので、こんなのも…

ホンダの名シリーズ、「こまめ」ちゃんF210。急がないわけにいきませんよねぇ…。

XSはブレーキとクラッチがスープアップされたエンジンに対して力不足となり、続編決定、

さらに6発様のフレーム塗装がRUDEさんから、遅れていたマグ鍛がBITOさんから届きました。

素晴らしい仕上がり…

 

しばし見とれます…

が、見とれていても作業は進みません。

中断していたSRを一気に仕上げていきます。

オーナーは遠隔地なので、進捗は随時FB(フェイスブック)で報告しています(申請者以外非公開)。

SNSもこんな時は良いですね。

ただ出来上がったのではなく、過程のすったもんだを理解していただけると、追加料金も申請しやすいです(笑)。

て、コトで(?)ここではざっといきます。

マグテックのスピードメーターギア加工…

 

元々はドライブシャフトから取っているホイールなのでスペースはありません。

ホイールとディスタンスカラーを削ってベアリングを追い込み、ギアユニットを極限まで薄くしてセンターを確保。

ディスクローターは中古ですが前後ともかなりマトモなモノに交換。

フォークはフルオーバーホール。アウターチューブのヤレがひどかったので、適度なバフ仕上げに。

 

車検用にチェーンガードを取り付けてたら、落ちてた(?)こいつがあまりにピッタリだったので、ネジ穴とステーを製作、

ホイールとタイヤとサスペンションに合わせて削りを入れて専用品としました。

ウチはもともとチェーンガードは外したくないタイプです。意外とタイヘンなんですが…。

かなりガビてたエキパイはガシガシ錆び落としして耐熱塗装、

サイレンサーは外壁のカーボンが焼け、リベットも浮いていたので、消音材と共に新たに巻き直し…

ステー類も研磨しなおして、ガビガビのリアキャリパーのメンテナンスとメンテスタンドフックを取り付けて…

完成(いちおう)!

今回、うすっぺらいハイグリップラジアルから敢えてバイアスタイアに変更、扁平率を上げました。

リアはマグテックの方が0.5インチ太いですがバイアスアンダーサイズでチェーンラインもクリア、

SRにはそちらの方が合うのでは?という判断です。

リアをあと10〜20ミリ下げたい気もしますが、少なくとも見た目は正解だと思います。

シングルスポーツのオートバイとしてまとまった印象です。ゴールドのホイールも落ち着いた感じで

仕上げもアルミよりも良く、マグホイールだし、実質的にもアップグレードしました。

後は車検とってテストランが楽しみです!

さ、次、いきますよ〜!

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春一番

XSのヘッドがウェットブラストから上がってきたので、一気に組んじゃいます。

シルバーコートされたようなきれいな仕上がり、カーボン等もキッチリ落とされています。

燃焼室も新品のようになっていて気持ちいいです。

さっそく、バルブ研磨、ポート修整、バルブラッピングと続けます。

 

各パーツのチェック、錆び落とし、洗浄、かじり防止等々をしながらエンジンを組み上げ、

ウリャとフレームに載せ、車体パーツをオーバーホールしつつ地味に取り付けて行きます。

エンジンはむき出し、が前提の造形美、ホントにこのエンジンは美しいと思います。

ヤマハのXSに関しては、値段は高めですが純正パーツが意外と出ます。

ま、出ないものは何とかしなければいけませんが、それでも元は40年以上前のオートバイで

昨今の厳しい経済状況下でも純正部品を作ってくれるのはアリガタイです。

途中途中でガスケット、O−リング、オイルシール等の在庫に一喜一憂しつつ…

完成!

アルミタンクはルードさんで再塗装、ロゴもTMUさんの協力の下、

ハーレーからヤマハへとデザイン変更し、塗り込んでもらいました。

アルミ製ワンオフのサイドカバーは結晶塗装仕上げとしました。

もはや、ハーレー用の外装(忘れてた)なんてイメージはありません。

このまま販売されていそうな美しいジャパニーズカフェレーサーだと思います。

オイルを入れ、ポンプを回し、点火チェック、ガソリンを入れて加速ポンプをチェック。

最後にオートバイの神様にお願いして〜の、

「ズドーン!」っとね!

センタースタンドでブリッピングするとドーっとバックしていきます(笑)。

アイドリング高めでセンタースタンドで暖機してたら、振り返るとそこにバイクが無かった…

なんて話はよく聞きますね(自分の年代だけか…)。

で、春の風の中へイザ!テストランです!オートバイ屋の特権ですねぇ(喜)。

サイコー!!!

バーチカルツインの魂の咆哮と、クラッチを引き剥がさんばかりの中間加速!

たまりません!

近々、カスタマーズバイクにアップさせていただきますね。

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360°クランク

6発様のフレームとエンジンが無事、化粧直しにルードさんへ出かけたので、XSにかかります…

とは言っても、6発様とXSばかりやっているわけでは当然ありませんよ。

その間にもイロイロやってますから。

オートバイ持ち込みの仕事に関しては、現在新たな仕事は請けられませんが、

その他の仕事(とは言ってもステムシャフトやらマフラーなどの加工製作含む)は随時受け付けていますよ。

そろそろ春に向けてそんな依頼や相談も増えてきました。急ぎます。

バラしました(笑)

…と同時に、連絡もしていないのにオーナーが登場し、バラけたばかりのシリンダーヘッドを

ウエットブラストに出すのに持って行っちゃいました…。

超能力者ですかね?

ま、仕事が早いのはこちらも助かります。

で、ここしばらくバラしたパーツ類に埋もれていたエンジン作業スペースを整理、発掘して(笑)…

掃除、チェック、下準備をして、組み込んでいきます。。

今回はキットパーツ(80Ф、744cc)なので外注は無し、すぐに掛かれます。

そー言えば、ピストンもコンロッドも並んでますね?え、XS650って360度クランクだったっけ?

自分の記憶が老朽化してバグっていたようです。

カワサキのWは360度でヤマハのXSは180度なんてウソをけっこうしゃべったような…(汗)

XSも400なんかは180度だった気がしますが、

WもXSも乗ったコトがあるのでそのフィーリングの違いがそう思わせたのか、

以前レストアしたCB72のType1が180度で(Type2は360度)素晴らしく良く吹け上がった記憶、

はたまたWとXSのOHVとOHCの違いとかもごっちゃになってたかも…(汗)

ウソを言ってしまった方々、訂正します。XS650はXS−1からずっと360度クランクです。

いちおうバイク屋なんで、気をつけますが、ま、自分の脳みそはこんなモンです。

後はヘッドが来たら組むところまでやっといて、塗装が上がった車体を組みます。

各パーツのチェック、バフ掛け、ソージ、グリスアップ等をしつつなので、結構タイヘン…

 

アースの導通確保やネジ目立てやクリアランス確保などやることも多いのですが、

キレイなフレームを組んでいくのはやっぱり気持ちいいです。

外装が載るところまでやって後はエンジン載せてから。ヘッド待ちです。

その間に、春には名古屋に行っちゃうSRをヤリます。

こちらはこんなでも向こうはもう桜の便りです。これまた急ぎます。

バタバタとパーツやオートバイを移動させてスペースを確保して〜の…

ヤレたホイールをピカピカのマグテックに交換・加工、フォークオーバーホール、サイレンサー巻き直し、

エキパイの錆び落とし・塗装、キャリアの製作、その後車検整備です。

でもタイヤが未入荷、北海道の二輪パーツは結構のんびりしてます(汗)。ま、頼んだサイズもレアサイズですが…

先にキャリアを作っちゃいます。

某所で探してきたTW用リアキャリア、先ず不要なステーをカットして仕上げ、

そのままだとかなり幅が出たので、一部カットして幅詰めし、車体に合わせてカーブも変えます。

で、取り付けブラケットを作って溶接、位置決め。

ブラケットは割り入りで作ったのでボルトを緩めるだけで差し込めるようにしました。

 

あとは後ろのステーを作って、溶接、塗装して仕上げます。あ〜書くだけだったらなんて簡単なんだろう(笑)

キャリアとは言えなかなかカッコよくなりました(嬉)。

などなど…

たまに雪道でストレス発散&若者にシゴかれつつ(汗)…

 

頑張ってますよ!

あ、XSのヘッド、帰って来ました…(汗)

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6発様・5

春めいた陽射しだな〜、なんて思ってたらホントに春が来そうな勢いで雪が溶けはじめました。

「マジヤバイ」ってこのコトか!、急ぎます。

外観の上がりがほぼ見えてきた6発様、最後に残った気に入らないポイント…

存在感のカタマリみたいなこのオートバイにあって、集合管にした場合の許されないビューポイントが「左後ろ」。

ドライブがマフラー側なのでギアケースも無く、当然チェーンアジャスターも無い、

シンプルにアクスルを支えるだけのアームがそれ以外の車体の存在感に完全に負けています。

そこだけ違うオートバイのパーツに見えてしまいます。

で、存在感のあるスタビを追加します。

材質はスチール、存在感は欲しいけどあまり重くもしたくないので、そんなに肉厚の無い長方角パイプ。

横はともかく縦に曲がんのか?とにかくぎっちり砂詰めてフタしてイザ!

スチールって難しいのね。

思ったよりは曲げられましたが、ドライブ側はギアケース分短いのでかなりきついカーブが必要、

さらに3D曲げ、間違いなくシワがってか、カタチが変わっちゃいますね。

仕方ないので刻みます。

大体の位置合わせはOK、スイングアームをバラします…

と、ブーツが裂けてて、シャフトは錆び放題、カップリングは抜けねーは、ネジはユルまんわ、30年モノの本領発揮、

エンジン降ろすにはなんとしても外しておきたいし、泣きながら進みます(汗)。

一方、スタビは各補強パーツを製作し、本溶接、上手くいきました。

再度組んで各部干渉確認。どうせまたバラスので、全ては組んでいませんが、

ズゴーンっとね。それなりの存在感は出たでしょう。もちろん剛性アップも充分期待できます(本来はそっちが主でしょ!)。

後は塗装してロゴでも入れればこのオートバイらしいパーツになると思います。

これで6発様の大物のツクリモノは終了かな。で、RUDEさんの出番です。(お待たせしました!)

この後、巨大なエンジンを下ろし、メイクアップ、フレームも全バラ、塗装、フルオーバーホール…、

あ、ホイールも変わるし、コマゴマと仕上げもあるし、セッティングも…(汗)

雪乞いしちゃおうかな…

春、もとい、仕上がりが楽しみです(笑)

《 追加 》

あれ?雪乞い効いちゃったかな?このあたりは冬に逆戻りしちゃいました。

スミマセン。

6発様のエンジン降ろしちゃいます。ありったけのジャッキとチェンブロックで、そっと、そ〜っと…

 

エンジンは無事下りましたが、外したパーツの養生と整理が大変です。バイクより場所取ります(汗)。

はい、ガランドウ!

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顔・声

マフラーサイレンサーはある意味オートバイの顔であり、そのエキゾーストノートは声でしょう。

長い時間を共に過ごすとき、その声は良きBGMであり、

オートバイを下りてふと振り返ったとき、その顔は走りの満足を湛えているべき。

ってコトで(?)サイレンサーを作らせてもらいました。

今回は以前からやってみたかった手法でやらせていただきました。

出入り口は100Фのアルミの塊から削り出し。

例によって半分以上はキリコとなって廃棄です(汗)。

出口はスチールの曲がりパイプで素材の異なる構成で質感を上げます。

角は極力R面で仕上げ、パキッとなり過ぎないように。

パンチングはステンレス、スプリングフックは構造的に重量が出るのでアウターシェルと共締めにします。

いきなりほぼ完成画像ですが、アウターシェルは1.5ミリ厚の引き抜き材で、

過去にいろんな材料を試した中でも音が割れ難く(と思う)、

また、強度もあるのでステーを直接溶接でき、何かと不都合なベルト巻きにせずに済みます。

見た目もスマートだし、サイレンサーの長さも正しく表現できます。

ベルトのせいでちんちくりん(?)になったり、前後バランスが悪く見えるサイレンサーをよく見かけます。

削り出しの出入り口は重量は出ますが、すべてのパーツをネジ止めにできるので、

消音材の交換やメンテナンスがラクでキレイな上に、排気口径の変更も自在です。

今回は排気量に対してテールパイプ径が太すぎと思われたので、デュフューザーとして壁を残しています。

後のエンジン側の状態に応じて変更します。

サイレンサー長はオーナーの好みとオートバイ全体のバランスで決定。

さすがにまとまりが良くなりました。このオートバイ、どんどん進化していってます。

元々がかなりの改造車だったのですが、ほぼその面影は消えましたね。

あとはいつものルードさんにブラックアウトをお願いし、

出入り口の削り出しと、ステンのビス類のアクセントを強調させます。

ここしばらくウチのマイブームの仕上げですね。

もちろんウチのワンオフのエンブレムも製作します。

ペラペラの巻物やチタンにプレスの蓋に斜めパイプ溶接も軽量・レーシーで良いですが、

独特な音質とある意味純正仕上げのサイレンサーも良いものですよ。

ま、何故か未だにウチにはプレスが無いんですが(笑)…

仕上がったらまたどこかでアップしますね。

春が楽しみです。

振り返ると終了したオートバイが未だ一台もありません…(汗)

手をまったく掛けてないヤツも…(汗汗)

正直、今年はちょっと春が遅れて欲しいカモ…

頑張ります。

《 追加 》

完成しました。サウンドも『内に秘めたる闘志』的(?)な上質な迫力を感じます。

 

カッケー!(笑)

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一歩

もう2月ですか…。

今晩は外へ出ろとマメを投げられる予定の店主です。

マメも外も大好きですが(笑)。

業務の方もどんどん進めないと、確定申告やオリンピックもある2月もあっという間です。

脂っこい(?)仕事の合間に、モロモロの冬仕事もやっていかないと…

とは言え、じゃあ簡単かってえと、ま、過去にやったコトはあるってだけで、

当然、寸法もカタチもワンオフ、イージーではありません。

64チタンシャフトだし…

ホントはまだ仕事としては積極的に請けておらず、自分のオートバイや、テスト名目で何本かは削ったんですが、

ウチの古い工作機械や自分のスキルではまだ製品レベルじゃないかな?と腰が引けてたのです。

でもそんな腰の引けた記事をもWebで見つけていただき、それも遠方から自走で御来店いただき、

依頼していただきました。ありがたいコトです。

オートバイはZU、38Фの太すぎないフォークに削り出しステム、ブレーキ回りも強化してあります。

それにノーマルアクスルで18インチスポークホイールを支えています。

今までのテストでは、アクスルのチタン化がかなり効きそうなパターンです。

で、切削開始、先ずは外周切削です。

 

ZUってシャフト径17ミリだったのね。意外としっかりしたシャフトです。

それでもクランプ部は24ミリ、25ミリの材料から落とします。

そんなに長くはないですが、まっすぐ削るのは(ウチの旋盤だと)タイヘンです。

次に緊張のねじ切り、ピッチはM16の1.5です。

アナログなウチの旋盤では、いちいちギアを入れ替えて送りと回転を合わせます。

 

ようやく分かったのが、64チタンの切削は意外と思い切りが大事ってコト。

上手くいきました。

ZUはスピードメーターギア側がクランプ部と一体構造なので、シャフトのみ製作します。

社外フォークのクランプ幅に合わせ、シャフトのクランプ部はちょっと長めに作ってあります。

次が一番の難関の貫通穴開けです。

一番細い部分がネジ部の約14.5ミリ(M16・ピッチ1.5)、今回は確実なトコロで6ミリで貫通します。

もっと薄くしても良さそうですが、テストでは充分効果が認められており、現時点では安全を優先します。

太いクランプ部は比較的大きくザグリました。

 

そんなに重要視はしていませんが、重量比もご覧の通り。

 

で、装着。当然、あまり分かりません(笑)。

今回の64チタンシャフト製作、思いのほかスンナリいきました。

ドリルの刃先は相変わらず何度か削り直しはしましたが、1度も焼きつかせることも無く、

なんとなく「かげん」が分かってきたような…。

一歩前進した…かな?

その効果のほどが楽しみです。それ次第では(車種限定で)ワンオフに格上げ、ですかね。

しかし今回のご依頼の車両、カッコイイですね。「好み」です。

各パーツのチョイス、色の合わせ込み、目立たないところも気を使ってよく考えて手を掛けてあり

全体のバランスもヤリスギ感がなく、掃除もメンテも行き届いており、好感が持てます。

そのほとんどをご自分でコツコツと仕上げてきたらしいですが、その方向性に

ウチを選んでいただいたワケが見えますね。

やはりWebって大事ですね。確かにそれぞれのお店のカラーが出ていれば

お客様の志向に合うお店に出会う可能性も高くなりますよね。

頑張って更新していきますわ。

あ、でも念のため、ウチは古いオートバイ専門ではありませんからね!(笑)

《 追加 》

仕上がりが良いだけに気になる部分をこの際に手を掛けます。

オーナーさんにだけは、何のパーツだか分かりますよね?

最終的に色合わせもツメて、アルマイト処理に出します。

これまた春が楽しみです!

《 再追加 》

アルマイト上がってきました。

チタンブルー(?)やゴールドのアルマイトを周辺パーツに合わせ再アルマイト。

ディスクインナーはハードアルマイト。フローティングピンにはウエーブワッシャーをちゃんと生かす

プレーンワッシャーを追加して組み込みました。

後は気になったヘッドライト角度調整パーツを製作。

リアはディスクインナーを同じくハードアルマイトとし、フローティングパーツを

周辺パーツに合わせブラックに。

各パーツが一段とオートバイに馴染むことで、かえって迫力が増したと思います。

近いうちにカスタマーズバイクにアップさせていただきますね。

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6発様・4

お正月の長期不在により給湯器を破裂させ(泣)、

なかなか新年の業務エンジンが温まらないうちに始めたのが、

これまた脂っこい(笑)Z1300のオイルクーラー加工。

この車両は東京からのご依頼で、夏場の冷却が厳しいとのコト、

馬鹿でかいラジエターは個人的に美観を損ねるし、今回はオイルも冷やしてみることにしました。

さらに、冷却系の掃除と電動ファンの枚数を増やせば、かなりの効果が期待できそうです。

イロイロとテはあるんでしょうが、ウチで採用したのがオイルパンからの取り出し。

オイルポンプからエレメントに行く通路にフタをして、その前後に出入り口を設けるのですが、

取り出し口付近はもろエキパイの通り道、まともにやれば#8のフィッティングが付けられません。

組んだ状態で写真を撮り、めんどくさい6−2−1のエキパイを外し、

オイルパンを剥ぐって画像を頼りに取り出し位置を検討し、

また組んでは、干渉確認し…っていうね、ま、このテの加工には必須なんですが…

 

出来てしまうとその手間がまったく見えないのがちょっと腹立たしいのです(笑)。

オイルパンのフィンを一部カットし、斜めにオフセットして取り出せる向きに作ったAN8の取り出しを溶接し、

戻り側は、オイルパン製造用メクラネジを抜いて奥のほうにフタを入れて溶接、メクラ部にアダプターを製作。

オイルエレメントもちゃんと外せます。よし!

後はオイルクーラーコアのステーを製作しフィッティング。

今回はRUN−MAXのフィッティングを初使用、造りもイイし、個人的に色目もステキです。

で、ルードさんから塗装があがって来たパーツを仮組み…

うん、違和感の無い仕上がり…では無く、この後またエンジン下ろしてフレーム全バラにしますが(汗)、

イメージが確実にカタチになってきました。

でも、まだまだ続きますよ〜

で、この一連の作業の途中、あまりのストレスにカーサンのバイク(Woodstock号)に

無断で(笑)簡易スパイクを取り付け、

真冬の雪道で暴れたりして…(笑)

あ…今年もヨロシク〜!

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XS650spというパーツ?

もともとハーレーのスポーツスターに使用していた外装を使いたいってコトで持ち込まれたXS650sp。

外装回りの移植と車体のフィッティングが一段落しました。

コレが当初予想よりはるかに良い出来で、見事なカフェレーサーになりました。

 

とても同じバイクには見えませんね。

メニューとしては持ち込まれた(ハーレー用外装含む)パーツのフィッティング、

セパハン化にあわせたメーター、メインキーのオフセットマウント、ステダンブラケット製作、

左右ハンドルスイッチの変更、エキパイの延長、角度変更、ステー製作、etc.

中でも結構タイヘンだったのがリアホイールの18インチ(元は16インチ)化と電装BOX製作。

リアホイールはオーナーがオクで落としたRD用。XS系にも18インチキャストもあった気がしますが、

年式的にあまり選べないですし、リム幅が適当だったら何でも良いです。

当然、寸法が違うので、ベアリング打ち変えて、ディスク側、スプロケット側ともスペーサー製作。

 

この時代のヤマハのダンパーが結構厄介でして、スプロケはブランクからの製作モノになりました。

 

ホントは純正パーツを使いたかったんですがね。でも削り面とのコントラストがカッコイイです。

で、電装BOX。

全ての電装を一まとめにしつつ、コンパクトに、軽く、整備性も良く。

狭いスペースに収めつつ且つカッコよく…夢に見るほど考えました。

 

カッコイイ…ですかね?もちろんSTD同様ラバーマウントです。

 

年代感がちょっと合わない気もしますが(汗)、そこはフィニッシュで合わせてみますか。

外観はほぼ完成、見た目だけではなく、走りの方も期待できますね。

小柄なボディに、古いとは言え、650ccバーティカルツインのレスポンスはかなりキます。

さらにこの後エンジンを下ろしてスープアップ、フレームも塗装します。

冬はこれからだけど、春がもはや待ち遠しいですね。

さ〜、まだまだ他にも待ち遠しいのが待っています。

頑張んべ!

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年末大掃除?

久々にこんなのが入ってきました。

遠方にいる元クラブ員様からの依頼です。

埃でコーティングされたコイツ、ナンバーを見ると5年前に車検が切れ、土に還りつつあったSRです。

ウチが十数年も前に手を掛けた、実はその走り、外観ともに店主お気に入りだったSR改です。

メッキ類はフォークも含め点サビだらけ、苦労して造ったシートはカビ?が生え、ブレーキはスカスカ、

チェーンは真っ赤、アルミパーツは粉をふいています。鍵もありません。

でも、とりあえず押したらキーキー言いながら動いて、おとなしくハイエースに乗ってくれました。

「よ〜し、いいぞ〜!ビシッときれいにしてガッツリ金取ってやるからな〜。」

…などとバイクにつぶやきながら(笑)、先ずはタイヤに空気を入れ、ゾーキンを絞ります。

実は店主、バイク磨きが結構好きです。メカニックのソージは、それもプロの仕事ですよ〜。

最近は濃いい仕事ばかりで、ちょっと思考回路が緊張気味だったので、いいタイミングでした。

それに、当時の若者もすでにオッサン、それでも「また乗る!」と言ってくれたのは素直に嬉しいコトです。

土に還ったとは言えウチで手を掛けた元クラブ員のバイク、メンテをした後の放置ならば

復活の可能性はかなり高いハズです。

何はともあれ、磨きます。水洗いはまだ、先ずは可動部からです。クランキングなんてまだまだ先です。

フォーク、リアサスのロッド、チェーン、キャリパー等、

そのまま動かしたら無事なパーツまでいためる可能性があるところを真っ先に磨きます。

外保管でもシートカバーはかけてあったらしく、フォーク可動部の点サビは全て落ちました。

真っ赤なチェーンもオイルは切れていなくOリングは大丈夫そうです。

キャリパーピストンもちゃんと戻ります。

日ごろのメンテはしてあったからこそですね。この時点で「イケル!」と確信しました。

とは言え、フォークシール交換やキャリパーOHは必須ですが…。

後はひたすら、濡れゾーキン、ウエス、ブラシ、潤滑油、アセトン、コンパウンド、ワックス等を駆使しつつ、

何も考えずに(触ったところは全て機能チェックしますが)集中して手を動かします。

折れたステーは歪みをとって溶接し、無くした鍵は解除してウチにあった鍵で全て使えるようにしました。

何も考えなくても手を動かしていたら進む作業って、なんか癒されますねぇ(ヘンタイ?)。

よ〜し、だいぶと精気を取り戻し始めたぞ〜!

ん〜、最近ウチではSRも見なくなりましたが、昔の自分も頑張っていますね〜。

マフラーはエキパイからワンオフ(落ちてた材料で(笑))、スイングアームなんてゴツイNSRのモノをカットして短縮しています。

難しいレーサータイプのリアスプロケットの逆オフセットアダプターもよく考えてあります。

偉いぞ、オレ!(笑)

さ、次にエンジンチェックです。先ずは脱がして、外装下のソージをします。

久々に見る、単気筒ロードスポーツらしいキレイなストリップですね。


うしろで6発様とXSが「どれどれ…」と小首をかしげて覗き込んでいます(笑)。

SRの左ケースカバー類は全てドライなので外してチェックします。ローター側なんてガスケットまで付いてて

水抜きは無いので、時々酷いことになっています。コイツは大丈夫でしたがサビは落として防錆しておきます。

次いでハナクソ落としてたら、ドライブスプロケットのナットがユルんでいるのを発見できました(汗)。

ソージはやはり重要なメンテナンスなんですよね。

次にキャブを外して、分解ソージ。6発様の6分の1個(笑)、すぐにやっちゃいます。

コレはさすがにキてましたが、どうやらガソリンは抜いてあったようです(エライ!)。

こんなちょっとしたことが、復活への道のりを大きく左右します。

 

加速ポンプノズルの脱落等はありましたが、無事、部品交換ナシでイけました。

キャブパーツを洗浄剤にドブ漬けにしている間に、いよいよクランキングしてみます。

エアブローしてプラグを外し、燃焼室に少しオイルを垂らして、軽くエアブローし、ちょっと待ってから

ローターを手でゆっくり回してみます。スルスルっと回りました(嬉)。リングの固着等はなさそうです。

オイルが入っているのを確認して空キックしてオイルポンプを少し回します。

プラグホールに指をあててみると圧縮は正常そうだし、プラグも火が飛んでいるのを確認できます。

圧縮、燃料、点火、OK、これでかからない訳はありません。

イソイソとキャブを取り付け、フューエルコックを確認、ガソリンを送って、ドレンを緩めてキャブに来てるのも確認。

オートバイの神様にお願いして、キック!

一発!とはいきませんでしたが、加速ポンプのエアが抜けたころに5年振りの咆哮!

「ドーン!」

とね(喜)。

エンジン温めてブリッピング、タコメーターの針が踊り、マフラーが火を噴きます(笑)。

いや〜、ウチの(廃品利用)マフラーは良いオト出しますね〜!走り出す気マンマンです。

でも外はこれから冬(笑)、

とりあえず、ピットに並べておいてもイラっとしない「生きた」オートバイになりました。

春までに手をかけるべき所も分かったし、後はゆっくりやっていきましょう。

てなワケで本州のオーナーさん!SRは無事です。安心して稼いでな〜(笑)

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6発様・3

さ、雪がやってきました。でも、ウチ的には今期の冬は短そうです(汗)。

中断していた6発様を再度ピット中央に戻し、手を動かしますよ〜!

Z1−R用社外カウルをカットして、

 

全体のバランスを見ながらカウルの搭載位置を決め、合わせてヘッドライトステーを製作。

 

光軸を確認して、カウルマウントステーの製作。このカウル、ヘッドライトレンズにピタっとはまるので、

微調整が可能にしつつ、しっかりと位置決めしておきます。

下はぶっといメインハーネスとブレーキラインをかわし、上はでっかいメーターボディーをギリギリでかわしつつ…

 

 

ウン、いいカンジで取り付けできました。

で、カウルデザインの検討。画像上でシミュレーションします。新規PC様大活躍!ありがとうございます!

  

 

オーナー様と打ち合わせして、決定。どれになったかは、いづれ…(笑)。

後はMPGルードさんに託します。頼んますよ〜!

さ、どんどんいきます。

クーラントリザーブタンクを製作して、キャッチタンクと合体!

 

エンジンスライダーを製作し(さすがにデカイ!)、マウントハンガーも製作。けっこう厄介なカタチ…

 

 

左側のマウントハンガーは1個だけで、コチラは自由度あります。

 

お〜、なんだか「やってやった感」が出てきたぞ〜(笑)

ま、組んでしまえば、あまり見えないんですがね。

しかし、この6発様のエンジンの存在感はやはり圧倒的です。

周辺パーツがそれをさらに盛り立てていて、何とも言えないカッコよさがありますね。

しばし見入ってしまいます…

そんなバアイじゃありませんね(汗)

コレもまだまだ先は長いし、他にも手を掛けるオートバイ達が待っています。

ドンドンいきますよ〜!

では、また!

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温故知旧?

来春に向けての仕事と、宝物のような残りの小春日和の為の飛び込み作業が混在しています。

店に入るオートバイもそろそろギリギリとなってきました。

そんな中、こんなホンダのかつての至宝が入ってきましたよ!

CB750K4です。たしか1974年かな?なんと40年選手なんですねぇ…。

昭和30年代生まれの男の子がもれなく憧れた一台ですが、車体コンディションは奇跡的です。

そういえばウチではOHCのCBは初めてじゃないかな?

ワクワクしながら触らせていただきました。

この手のポイント点火のオートバイでやるべきことを一通りやらせていただき、エンジンのコンディションも確認、

どうやら問題なさそうです(嬉)。

この時代のオートバイはまさしく宝物、部品単位でも使い捨て感がまだ無く、

修理は「交換」ではなく、「治す」余地が多いと思いました。

本当のエコって、このように40年経ってもパーツで修理できるモノツクリじゃないの?なんて感じますね。

今回も新しい部品は一切必要ありませんでした。(もちろんそれだけのコンディションだったからですが。)

ビシッと安定したアイドリング、レスポンスも良好、回転の落ちも速いです。

そうなるとゼヒ走らせたいなぁ…と(もちろん近所でテストランはしましたが)。

時期的に走らせるのは来春?と思っていましたが、作業を終了した時点で

11月の北海道では小春日和といえる週末。間に合って良かった!

愛機を走らせるのは、まだまだ多忙な現在、チト心苦しいけど、

テストランなら…っていうワケのわからない言い訳で油温をキッチリ上げる位のお散歩へ、イザ!

北海道のこの時期の小春日和もまさしく宝物、吹く風の感触は40年前とおそらく同じ、

そしてその中で感じる快感も色あせることなく同じだと思います。

独特の4本マフラーの咆哮を従えて、大アップハンドルで思いのほか低重心のナナハンをねじ伏せるのは

まさに当時の憧れの実現でした!楽しすぎる…。

いや〜バイク屋でよかったなぁ…と、また。

ありがとうございました!

やっぱカッコいい…

んで、悪そう〜(笑)。ある意味自分の中の「オートバイ」のイメージの(ひとつの)具現ですね。

最近この類の作業のアップが続いていますが(汗)

くれぐれも、ウチは古いバイクしか出来ないワケじゃないっすからね〜(笑)。

ヨロシク!

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やっぱり…

今シーズン、意外とまだまだ走れそうですが、店の中では既に来シーズンに向け、濃い〜のが入ってきてます。

6発様は前出のとおりでまだまだこれから、現在ひと段落に向け進行中なのがコイツ。

ヤマハの珠玉のバーティカルツイン、XS650(sp)なんですが、どこかで見たような…?

 

ん〜???

オーナーは今まで左のハーレーXLHに乗っていたのですが、もっと手軽に乗れるヤツが欲しくなり、

でも変更された外装は気に入ってると…。

で、「この外装が付きそうなオートバイなんかない?」から始まり、2週間もしないうちにはXS650SPを

どこからか買ってきて持ち込まれるっていう早業&荒業(笑)。

で、とりあえずフレームのナニガシを切断、除去しつつ外装を乗っけ、

ノーマルは16インチのリアホイールも同一デザインの18インチホイールに交換(なんて気楽に書いてるけど結構タイヘン)、

オーナーが持ち込んだモロモロを仮組みしてーの…

なまらカッコイイんでしょうよ!

フロントフェンダーに至るまで(加工済み)ぴったりサイズ、ヘタしたらハーレーの時よりまとまってね?

昭和のカフェレーサーの王道(オーナーは店主と同じ歳)をいくスタイル、いいですねぇ…。

ってなワケで(?)オーナーもその進捗にあわせてドはまり中。

エンジンもフレームもヤルって。

で、現在6発様同様の電装、操作系も…これまた配線が多く(汗)、あやふやな配線図を参考に鋭意進行中!です。

外装に合わせてオートバイを買うって言う本末転倒的進行は初めてです。

ウチのお客さん、楽しいヒトが多いです(笑)。

そのうちまた紹介しますね(すでに工程画像撮ってない…ですが)。

あ〜、最初の画像にちょっと見えるCB(K4)も雪前にメドつけたいし、ちょっと急げ!オレ!

しかし…

やっぱり今冬もここは1970年から80年台の昭和な空気か。ドルフィンが一番新しいバイクって…(汗)。

誰かが「さながら博物館」って…なるほど(笑)。

ま、キライじゃないし、皆ホントキレイにしてて飽きないんですが、

古いバイクしか出来ないワケじゃあないですからね。

そこんとこ、ヨロシク。

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6発様・2

引き続きZ1300です。雪の前に走行チェックは済ませておきましょう。

エンジンに問題のないことを確認し、次に操作系に手を入れます。

テストランでの印象では、やはり300sを超える巨体、揺り返しの大きさやブレーキの甘さを感じますが、

それらはどうやらスタンダードと思われる大アップハンドルの弱さに起因するところが大きい気がします。

いくら旧い車体とは言え、クロモリアクスル、フォークスタビが追加された、当時としては極太の41Фのフォーク、

さらにリーディングアクスルでオフセットの少ないしっかりした造りのステムにシャフトドライブのスイングアーム、

そんなにヤワだとは思えません。

以前自分のドルフィンでも、ハンドルバースタビを入れたとたんに車体補強に等しい剛性感の向上を感じました。

それは特にハンドル切れ角が大きい低速域で顕著に感じられました。

そこで、先ずはハンドルバーの変更です。

とは言え、そこは規格外の巨体、あまり幅を詰めると取り回しでイヤになりそうなのでホドホドにしとかないと。

で、オフロードバイク並みの800ミリ幅のSTDハンドルバーに対し引き角の少ない700ミリのロードバーを選択し、

全長で38ミリの延長バーエンドと115ミリのグリップラバーを使用することでクランプからのスパンを短くしつつ

全幅はほとんど変えない組み合わせとしました。

もちろんスタビライザーもあまり目立たない他社品を入れました。

跨った感じは、ビトーのやり過ぎないバックステップとの相性も良好、かなりフツーの(融通の利く)ポジションです。

次に、フロントブレーキですが、以前このテのオートバイの片押しシングルポットと最近のラジポンの相性が

抜群に良かったのを経験しており、とりあえずマスターにブレンボの19RCS、

さらにクラッチ側には、気になっていたコーケンのワイヤークラッチホルダーを奢ります。

左右のレバーをブレンボで揃えることが出来、表情も左右での統一感を出した逸品です。

ブレーキホースはレールポジション(フィッティングを平行に出す)とし、マスタータンクも

ステー製作無しで取り付けられたブレンボ純正を加工整形。これはイイ!です。

 

値段は張りますが、さすがにこれはカッコイイですね!

次にスイッチ関係。この時代のスイッチはイロイロな新機軸をトライしており、

あげくに煩雑で巨大なスイッチボックスとなったワリにあまり使わない、操作もしづらいモノが多い気がします。

さらにこの固体はアメリカ仕様の常時点灯、後付けのヘッドライトスイッチでヘッドライトのみ手動点灯にしてありました。

これらは個人的に名品と信じて疑わない、80年代後半のホンダの左手集中スイッチに変更します。

右はキルスイッチとスタータースイッチのみのスロットルハウジングとは別体の薄型。

FCR等のキャブでハイスロにした車両にはベストマッチです。

左はヘッドライトのオフ、ポジション、オン、でひとつ、

ハイビーム、ロービーム切り替えでひとつ、

プッシュキャンセルのウインカー左右でひとつ、

そして、ホーンボタンとパッシングスイッチです。

 

ところがこの名品、ホンダ純正パーツとしてはどうやら廃番、あれだけいろんなオートバイに使っていたのに…

常時点灯が標準になった現在、仕方ナシですが、弱い電装のオートバイにはデザイン、使い勝手共に最高の逸品なのに…。

自分の愛機にも使用しており、結構マジで捜索するとタケガワさんからリプロが出ていて一安心、

定番パーツとして今後も続く事を期待します。

で、当然ながら配線の適合を図ります。

配線が多い事…(汗)

電源の取り方はキルスイッチ側は同じ、左側はホーンボタンが違います。

あとはポジション配線をメインハーネスとメーター配線から引っ張り出すのと、

タケガワスイッチのポジションランプ電源を確保する接点変更をして終了。

パーキング(テールランプのみ点灯)も無事残せました。

で、結局…

すっごく「フツー」なステアリング回りになりましたとさ(笑)。

ついでに、

 

タンクキャップのみ鍵が別だったのでひとつに加工し、ほぼ垂直に立っていたナンバーステーを一旦取り外し、

切れ目を入れてリアフェンダーに角度を合わせて曲げ、溶接、整形、仕上げ。これまた「フツー」に…。

さらにぶっといメインハーネスを間引きと整理で丸型のヘッドライトボディーにうまく納め、

テストラン仕様その2終了。

あ、ヘッドライトとステーは今後のカウリング用に暫定変更、ウインカーもノーマルよりはちょっと小ぶりなZ1−Rリプロ。

ヘッドライトのサイズはZ1等と同一です。

ギリシャ彫刻の女性像的(?)に頭が小さいです。何故、Z1300が角目で大げさなダブルホーンカバーにしたのか、

この姿を見ると理解できます。メタボなZ1000Mk.U(笑)ってトコでしょうか。

個人的にはその規格外の巨体が「どうよ〜!」って感じで好きですがね…。あくまでもこれは暫定の姿です。

で、さっそくテストランです。

その前に車体の押し引きだけで明らかに扱い易くなっていますね。ハンドルの舵角に遅れずタイヤが付いてくる感じ。

かなりコンパクトになった印象のライポジ(それでも大きいのですが)でスタート、

最初の曲がり角ですぐにその効果が解りました。車体の剛性感がまるで違います。

もちろん「感」であって実際は何も変わっていないのですが、

アクセルを開ける気持ち、コーナーに侵入する心持ち、Uターンをする気安さがまるで違います。

思った以上にZ1300は扱い易く従順なオートバイなんだと実感できました。

ブレーキマスターとの相性も上々、入力に対して明らかに制動力は向上していますし、

初期の立ち上がりも早過ぎず、握り込むに従ってジワリと、かつ、確実に効力が増す感じ。

気安くなったせいでチョーシに乗って振られた時(汗)に感じるド級の重量感には

やり過ぎない効きだと思います。あまり効き過ぎるとトンデモナイコトになりそうですし(汗)。

こう見ると、ノーマルのハンドルバーの設定は、乗り手に長距離走行時の楽チンさと共に

「ただモンじゃ〜無ぇからな!」って言う警告の意図もあったんじゃないかと思わせます。

とにかくこれでこの6発様にまたひとつお近づきになれたと思います。

で、今後もまだまだ続く変更も、より解り易くなったと確信しました。

ん〜、楽しみ!

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6発様

現在進行中のZ1300、6連キャブのオーバーホールを終了し、エンジン本体にかかります。

モロモロ取り外して、カムカバーを32本!のボルトを抜いて(クリーンエアシステム(CAS)を含むと44本!)、

ワンピースのでかいヘッドカバーを外すと、思いの他ガランとしたヘッドの中が見えます。

アメリカから輸入されてからは開けていないと言うヘッドカバー、真っ先に気が付いたのは茶色の内壁と、

カム山の向きが…(汗)

何かしたかったんですかねぇ?とりあえずSTD状態に組み直します。

カムチェーンの張りにさえ気をつけていればなんてことない作業ですが(手は3本欲しいか…)、

ハイボチェーンだし、かなりクリアランスに余裕ある作り、ズレ易いっちゃ、そうだけど…。

ちゅーか、これで普通にアイドリングして走るんですね…そっちのほうが驚きです。

バルブとかあたってねーべな…。

しかし

最初の頃はビクビクしながら触っていましたが、この6発様、とてもシンプルに作ってありますね。

メカニックにモロモロの作業を気安くやらせる意図を感じます。

個人的に、そんなエンジンは好きです。

必要にして充分な性能ならば、触りやすいエンジンの方がコンディションも維持され易いですよね。

で、バルブクリアランス調整。アウターシムはZ1等と同じサイズです(エライ!)。

でも、Z用の特工(SST)は使えないのね(泣)。

面倒なので作っちゃいます。ちょうどいいのあったし。

サスペンションの調整用ツールをちょうど良いカタチと薄さに削って、なんちゃって浸炭焼入れ(笑)。

リフター押し(?)は確かホンダのSSTです。

ぐいっと入れてロックしといて、磁石でシムを抜きます。上手くいきました。

かなり許容幅のあるバルブクリアランス、すべて小さい方に合わせておきました。

で、フタをするのですが、FCRキャブにパワーフィルターだったこの車体、CASのパイプを

ブローバイとつないでありました。ケース内の減圧でも狙ったのか???

でもリードバルブ周りの汚れを見ると、やっぱり排気ガスも結構戻ってますよね。

ヘッド(ケース)内壁が妙に茶色いのはそのせいか?

ダイアフラム用のバキュームパイプも??な処理してたし、

ここは全てシンプルに、CASも無かった事にします。

5ミリのアルミから削り出して磨いてからの(左右でカタチ違うのね(泣))…

後ほどカムカバーごとバフ仕上げ予定です。これだとCAS(カバー)を外さずにオンマシンでカバー外せますね。

で、次に点火系。クランク側で1・6番の上死点出して、まったく別体で逆回転のタイミングローターの上死点を合わせます。

タイミングローター(ガバナ)、ギア等、部品を換える度にハウジングの上死点マーク(ポンチマーク)を打ち直します。オモシロイ。

元々付いてたハウジングにもすでに2個マークしてありました。

イグナイターを取り付け、

イグニッションコイルを交換し(今回はウオタニSPUフルキット)プラグコード、キャップ等も配管し直します。

このあたりは6発様の見せドコロ、長さと取り回しもキレイにしないとね。

 

何故か、熱くなるウオーターホース周りに取り回してあった配線を全て反対側に回し直し、

熱でカチカチになった配線は根元でカットして新しい配線で延長し、極力、熱源から離します。

これでOK。オートバイの神様にお願いして(笑)、エンジン始動!

あっけなくかかりました。タイミングライトで微調整して、キャブのスロー系をちょいと触り、ブリッピング!

クォン!と澄んだエキゾーストノートです。

く〜っ、イイねえ(嬉)!

4輪で言うなら12気筒を思わせる、これぞマルチシリンダーの甲高い、でもシルキーな質感の音です。

Z1300の無骨な外観とは正反対の繊細なイメージ。レスポンスもえらくスルドイです。

オートバイ屋で良かったと思いますね。

この後はエンジン暖めて圧縮圧力を測定し、実走でテストランしつつセッティングです。

しばらく寝てたエンジンらしいので、寝起きトラブル(?)等の様子を見ます。

雰囲気的にはエンジンは良さそうなので(まだ分かりませんが…)

一冬かけて各部のアップデートと仕上げをしていきます。

ん〜、楽しみ!!!

《 追記 》

圧縮圧力を測定し、数値も気筒間差も正常なのを確認できました。

久々に(ヤレたグロメットを交換しつつ)外装組んで、外はピーカン、イザ!テストランです。

メカノイズも少なく、アイドリングも安定、徐々に開けてみます。慣れたところで全開、

「胸のすく」ってのはこの事ですね!キレイにタコメーターの針が上昇、重い車体を軽々と運びます。

キャブセッティングにはまだ甘いところはありますが、どうやらエンジン本体のコンディションはかなり良いようです。

一安心しましたので、次のステージに移ります。

お楽しみに!

てなところで、外ではどんどん秋が進んでいますねぇ…

先日、朝ツッキーを送った後、天気が良かったのでちょいとドルフィンとお散歩。

そのまた数日前、昔とったドルフィンのシャシダイデーター(95000キロ走行時。OH後25000キロ)見てて、

久々に思い出しました。

ドルフィンのトルクはだいたい7000rpmから9000rpmまでが10kg-mを超えていて、

パワーは8000rpmから10000rpmまでが120psを超えています(いずれも後輪)。

通常ワインディングを楽しむ時は4000rpm〜8000rpmがいいトコ。

現在119000キロ、どの程度落ちてるかはともかく、久々にパワーバンド内で走ってみるか…なんて思ったりして。

7000rpmから9000rpmキープでオーバーレブを1000rpm取って、イザ!

いや〜、久々にドルフィンの別の顔を見ました(汗)。

穏やかなおっさんを怒らせたらヤバイオヤジだった的な…(笑)。

サスセッティングだ、タイヤだ、なんて公道レベルじゃぶっ飛びますね(汗)。

先日51歳を無事迎えられたオッサンにはモアパワーは要りませんわ。

あと四半世紀、オートバイ乗りでいるなら、エンジンやるなら今?とか思ってて、

今と同じ75Фのまま、SOHCさんトコみたいな最新思想で作られたピストンやスリーブで

いったいどれほど感じが変わるんだろう?なんて興味深々だったのですが…

若いオートバイ乗り達に託しますか…

…イヤ、でも楽しむ4000rpm〜8000rpmがもっとトルクあったら…

治んないよね、バカは…(笑)

これからのこの時期、残り少ないシーズンにあせったり、調子の上がったエンジンに気をよくして

ケガしたり、事故したり、オートバイ壊したりするヒトが増える時期です。

どーか皆様、気を引き締めなおして無事にオートバイを楽しんでくださいね!

(説得力ナシ?)

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