オートバイ四方山話
(よもやまばなし)

Vol. 2

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RD again

その後のRD-LC(RZ)です。

販売予定とは言え、今は自分のオートバイ、気になる所は放っておけません。

ハードブレーキング時に微妙に感じるヘッド周りのガタ。

普通に走っていれば気にならないといえばそうなのですが、

なにせ、履歴の分からないオートバイ、やはり開けてみます。

フォークの動きもイマイチだったのでどのみちオーバーホールするつもりだったし、

首回りをひととおりチェックしておきます。

ノーマルはもちろんボールベアリング。アッパー側はキレイなモンでしたが、

ロアー側は一部かすかに点凹が確認できました。ヘッドベアリングってホント微妙なんです。

個人的好みでテーパーローラーベアリングに交換します。

締め付けは難しくなりますが、剛性感とライフに優れます。

問題なく交換終了。で、フロントフォークもオーバーホールします。

アウターチューブは腐食が進んでいたのでブラックアウトしました。

フォークとスイングアームは同色という『自分ルール』がありますしね(謎)。

この時代のフォークには、スライドメタルがアウターチューブ側にしかないモノがカワサキZ等、他にもありますが

RZもエンジン等々の新機軸に力を入れ過ぎて車体側までは手が回らなかったきらいがあり(笑)、

スライドメタルはアッパーのみ。インナーチューブボトムは直接アウターチューブ内壁をスライドします。

 

おまけにこのアッパースライドメタルは圧入で非分解パーツ(知らなかった)、

メーカーパーツではアウターチューブアッセンブリでしか交換できません。

さらにインナーチューブボトム側は当然とは言えこのアタリ痕…。

さらに、軽く研磨しようとインナーチューブを旋盤に咥えたら…

微妙に曲がっています…(涙)。

当然このままは組めませんねぇ…

高くなって売れないコトよりも、今はより状態のいいRD-LCに乗ってみたい!の勝ち!

インナーチューブは新品を投入します。

さらにコレ。

 

アッパースライドメタルはベアリング屋さんで入手可能でしたので、古いのを抜いたうえで、

インナーチューブのボトム側を旋盤で溝を掘り、スライドメタルを入れます。

このフォーク、32Фとは言え、けっこうなマイナス公差らしく、インナーピストン無しでアウターに入れると

かなりのガタがありましたが、これでほぼ無くなりました。

あ、32Фの外摺動のメタルが今のところ見つけられず、このスライドメタルは加工モノです。

もともとがメタル用じゃないフォークですし、クリアランス、強度等かなり緻密な作業が要るので

テストランしてからオススメできるかを判断します。

RZは全体的にしなやかな車体であり、一部だけの強化では全体のバランスを崩し易いと思います。

かと言って全体を強化すると、それはそれでRZらしさも消える気がします。

よく動く足にすることで車体のスタビリティーを『助ける』。

長年の愛機ドルフィンもこの考え方で良い手応えを感じており、RD-LCもその方向を踏襲します。

いや〜楽しみです!

…春が…ですね。

でも、なんだか手を掛ける度に予想外の出費がかかりますねぇ…

手間はまぁ良しとしても(?)、パーツ代がすでに販売予定価格を圧迫しています。

タイヤもけっこうよさ気なヤツ発見したし(モチロン18インチバイアス)、

もはや「解るヒト」にしか買ってもらえないだろうなぁ…

やっぱり、店主、商売下手です。

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5cmの憂鬱

降る雪の中、ピットでは冬らしい仕事が進行中です。

Z1Rのエンジンオーバーホール。おそらく30年ほどで初めて開けられた個体です。

ネジを抜くたびに、スッカイ匂いが…(笑)

さすがに30年も開けた事の無いエンジンでは、「無事に」分解するのも一苦労です。

今回は塗装もするので、完全分解です。

 

クランクもケースも非常に状態が良かったですね。

 

燃焼室と排気ポート。これなら全然良い状態です。

7万キロドルフィンでは鍾乳洞状態(笑)でした。

ヘタに手を掛けていないとこんなモノです。オーナーの管理も良かったのでしょう。アリガタイ。

ガイドが抜けてクラックが!とかバルブがピストンに当たって曲がってる!とか、

Z系エンジンでは、ま〜イロイロあったからなぁ…。

オーバーホールとは言え、ある程度のパワーアップ加工はします。

鍛造ピストンで排気量を上げ、カムのリフトもちょっと多いヤツを使用しますが、

重点的にやるのは、そのちょっとのパワーアップを活かす加工、変更です。

このテの車両では、パワーはそこそこでも扱い易くライフの長いエンジンを目指すがウチのオススメです。

カーボンを落として…(これまた結構タイヘン)

 

思えば久々のポーティングです。

最近は聞きませんねぇ、死語に近い?

メーカーの仕上げも良くなったし、カーボン落とせば充分、

そもそも燃焼室から排気で僅か5センチ、吸気でも10センチ強の長さの穴をどうこうして、

果たしてどれだけの変化があるのか? 

なーんて言うヤツはチューニングなんかしないよね。

実は手を掛けてる本人が、一番その事を自問自答しながら面倒なポーティング作業を

いつまでもやっているのです。

それは祈りにも似た…ってヤツ。

 

吸気ポート

なんて言いつつ、ウチではそんなに大きくは変えないんですね(笑)。

吸気側は壁面を整えたら、吸気方向に対して直角にヘアライン仕上げ。

壁面の剥離特性が良くなって、キレイな混合気になりますように…。

このナメクジが生き生きとしているほど、良い(謎&笑)のだ。

で、排気ポート

 

こちらはちょっと拡大、といっても出口口径をフランジ径に合わせ、

キレイな顎と、コニカルポート(円錐台形状)をイメージしつつの、鏡面加工。

ちょっとでも低圧方向への流れを作れれば、なんて思いつつ…

これが各ポートをヤル都度に、前のポートが気に入らなくて、またやり直すんですよね。

そして『この5センチでどれほど変わる?』と、またノーミソぐるぐる…

モチロンこの後、マニホールドやフランジも合わせ、

バルブも、燃焼室も、それ以降もあれやこれやと手を掛けます。

時間で追ったら、とてもまともな工賃なんてとれない、

まさに北海道の冬向きなお仕事です。

で、結局

「組みあがったらどんなオトを出すのかな〜♪」

と、ワクワクしているのです(笑)。

もう12月!オートバイ屋の冬って短いのです。

ご依頼は、とにかくお早めに!!

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印象・2

『眺めて、イジル』のために加速するGS1200ss、

さて、ドコまでいくのか?

ノーマルホイールですが、リム部を研磨しました。

某ファクトリーに持ち込み、大型旋盤に咥えて研磨したのですが、

咥えるためのホルダーを製作し、芯を出してイザ!

良い子は真似しちゃいけない人間の指による作業です。

相手が相手だけに、刃物を当てるのは躊躇したのです。

作業環境を整えて、絶対にケガしないように集中力を維持します。


これってオートバイ屋の作業風景かぁ?(笑)

初めての作業はホント得るものが多いですね。

イロイロな事を学習しつつ、指先の指紋が溶けた頃には(笑)無事終了。

懸案だった鋳肌塗装部との境目もキリッと出せました。

ハブとスポーク部はキレイに掃除して透明なポリマーコートワックスで磨き上げます。

この磨き上げだけでもホイールの印象が大きく変わりますね。

ローター等が付くと磨きづらい場所、汚れ防止にも効果大です。

それにこれならよくあるリム部の腐食が始まっても、部分回復が容易です。

コーティングの下で腐食が始まったら大事になりますからね。

エアバルブも軽量でカッコいいアルミ製ブラックアルマイトのモノに換えます。


社外中空3本ホイールが選べない今、これはアリですねぇ…カッコイイ

このGS、ほぼノーマルのパーツだけで、どこまで質感を向上できるか、がテーマになりつつあります。

おそらくGSオーナー以外のヒトには、ノーマルに見えるでしょう(笑)。

でもそこには、ノーマルにはない、オーナー車のオーラが絶対に出ます。

そして、何も変わらないはずの動力性能(ノーマルパーツだから)までも、

不思議な力を発揮する事を

少なくとも、自分は経験しています。

ん〜走りそうです。

冬はこれから…ですけど(笑)。

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印象

寒くなりました。すぐに雪ですね。

オートバイに『乗れなく』はなりますが、『眺めて、イジル』は加速する季節です。

今回は最近の仕事から。

ナンでしょう?

答え。

 

GS1200SSのチェーンテンションアジャスタです。

ノーマルは「そりゃないだろ!」ってカンジの穴あき鉄板。

アーム自体は決して悪くないから、もったいない。でプレートはアルミから削り出し(意外とタイヘンな形状です)、

エンドキャップとキャリパーホルダをバフ掛けし、各ボルトをテーパーキャップに。

それじゃ、トルクロッドもアルミリブ付きでしょ…なんて連鎖が進みます。

いずれも走行になんら影響のないパーツ。

でも、半年しか走れない北海道のオートバイ乗りにとっては、冬のオートバイの楽しみ、

「眺める」「イジル」には影響大。一度知ったら元には戻れないでしょう?

こんな一見地味めの作業が、結果オートバイ全体の印象をガラリと変えるのです。

北海道のオートバイが発する「オーラ」は、

冬の「眺める」「イジル」の楽しみの産物だったりするのです。

もちろん、ウチもそんな作業が嫌いではありません。

冬のオートバイ、楽しんでください。

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コスプレ?

なんだか久々のフツーの定休日、ツッキーを幼稚園バスに見送った後、

軽く走るかと思い、

RDにするかな〜?と見ているうちに思い出しました。

20才代の時に欲しくて、30才代に購入して、40才代の時にはまだ着れた(?)

クシタニの(古〜い)革ツナギ!

店主50才、まだ着れました!…ハラはピッチピチだったとしても(笑)。

でもライディングポジションであれば、問題なさそう。

当時の革ツナギって(特にクシタニ)峰不二子ばりに(笑)ピチピチだったんですよね。

最近の動きの楽なツナギからすると、時代を感じます。

ま、オートバイも充分古いし、一種のコスプレか(笑)?

でもコレが脱ぐのもタイヘンだし(汗)、このまま行きます。

やっぱり慣れたドルフィンで。意外と色も合う!。


TMUさん、これ、黒メットサイコーですわ。 

あと、ハラを隠すのにライディングベストも着用しました(笑)。

で、このカッコでヤボ用をこなしつつ(恥)、紅葉準備中の風情の森へ、ドーンっとね。

日ごろの行いが悪いのか、昨日までの好天とは裏腹に時折小雨混じりの寒い日だった…

らしいですが、やっぱツナギは暖かいですね。

ピチピチのせいもあってアンダーウェアは入らず(汗)、つなぎの下はTシャツとパンツのみ。

襟元はネックウォーマーを着用しましたし、背中が出ないのと、グラブオーバーはやはり効きますね。

牛ってかなり寒さに強い生き物なんですよねぇ(謎)。

ピチピチのツナギでも、いざライディングではかえってラクだし動きも良いです。

古くてもそこは老舗クシタニ、いい仕事してますね。

さらに照れくさいもんだから、とっととその場を離れたく、アクセルが開くこと…。

ちょっとサスのセッティングなどを意識して走るつもりでしたが、それ以前に

乗り手がヘタすぎてそれどころじゃありませんでした(泣)。さらに最近悩みの五十肩が追い討ちをかけます。

幾度も「おーぅ!」とか「だーっ!」とかヘルメットの中で口走っていましたが、

かといってヘタこいたわりにドルフィンは破綻する気配もありませんでした。

ま、悪くないのかもね。セッティングはタイヤ換えてからにします。

ツッキーが幼稚園から帰って来るまでのワンタンクツーリング、

ぴちぴちツナギで「大」をもよおすという緊急事態(笑)などもありましたが(トイレが小さいと地獄です)、

呼吸困難にも陥ることなく無事帰宅。

相変わらず余裕しゃくしゃくのドルフィンに満足、あーんど…

Thank You !

あ、そうそう、ぴちぴちの革ツナギ着て走っていると、まったくお腹空かないのね。

ダイエットにいいかも(笑)。

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RD !

ヤマハのレーサーといえば?

YZF?YZR?いやいやTZでしょ?

店主的にはRDなんすよ。

RD56とかRD05Aとか…

TDとかTRなんて市販レーサーもカッコ良かったけど、RDは別格だったわけ。

そんなわけで(?)、店主が若かりし頃の相棒がコイツ!

空冷RD400の最終型です。

で、2ストロークも終わりと言われていた当時、最新型2ストとしてヤマハが意地を見せたのが

RD350LC (Liquid Cooled)

つまりRZです。

もちろんRDLCのゴロワーズカラーを初めて雑誌で見た時の衝撃は

当時こぞってRZを買い求めたコゾー達に負けないものでした。

でも、自分のオートバイ乗りとしての天邪鬼さも、それに負けないモノだったんですねぇ(笑)。

RZの国内販売後だったにもかかわらず、中古のRD400を選んだのです。

実際、そのコンパクトさ、鉄とアルミ感、エンジンの質感はRD400の方が上だったし、

他メーカーの2ストがのきなみパワーダウンを強いられていた当時、

最終型にしてパワーアップを果たしたこいつこそがヤマハの意地だと思ってました。

当然、RZを目の上のタンコブとばかり追い回していましたが、

とあるRZ乗りの登場で、離れていく後姿ばかり見ることになるのです(笑)。

シロートながらにエンジンチューンを重ね、「もうちょい!」と思うと、

RZはまたさらに速くなって離れていくのです。

その名は「RD369」、後の「RD374」です。

結局悔しいながらも楽しかったんですね。

このRD400で焼き付だなんだでピストンを5セットぐらい(笑)変えるうちに

つゆぞそのテールを捕まえる事はなかったですが、

その存在がRD400を生かしてくれていたと思うし、

楽しかった当時の自分のシンボルタワーだったかもね。

だから

今現在、自分の手元にあるコイツには、コレ!

 

なんと青空の似合うオートバイ!

モノツクリのヒト、グッジョブです(感謝)。

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New Spec.!

以前紹介したRZのクラッチ回りをオーバーホールしました。

長い間動いてなかったオートバイでは、当然クラッチプレートはオイルに浸かっておらず(湿式)、

ケース内結露によって錆びます。で、久々に始動すると、クラッチがへばりついて切れない。

で、回転上げてブレーキかけて、クラッチレバーを握ったまま、

「エイヤッ!」とギアを入れたりして、無理やり剥がします。

で、走り始めると、クラッチが滑ります。

それでも走るうちに、錆がとれ、磨かれてマシになってきます。

でも、やっぱりダメなんですよね。パワーかけると滑ります。

ま、教科書どうりですね。

「走らないと壊れる」の端的な例です。

古いオートバイで走行距離が少ない、ってのは良い事ばかりじゃないのです。

気をつけてくださいね。

ついでに、と言うかやっぱり、プライマリードリブンギアのダンパーも大ヘタリ(泣)。

新品がまだ出ますけど…

RZは水も抜かなきゃいけないし、ナカナカの出費になります。

こうして、ウチの中古車(まだ出しませんが)はどんどんお高くなります。

このRZ、現在も走らせていますが、「走行が伸びる」、ではなく、

「どんどん良くなる」と考えて下さい。

これでだいぶ、しっかりしてきました。

まだまだ、外装も含めて手をかけますよ〜!

気になる方は早めのアプローチを。

で、New Spec. ってのはこのRZ、ではなく、

デジカメです。

Nikonのコンデジを新規導入しました。

スゴイですわ。カメラには無頓着でしたが、今回購入に当たって「無頓着じゃない」ヒトに助言を仰ぎ、

付け焼刃的に調査・検討し、かなりの手応えを持って購入、そして今回の更新となります。

間違いなく、おっさんの中古の肉眼より、正確かつ明るいですね。

もちろん、使えるヒトに応えられるスペックなのでしょうが、

使えないヒトにこその高性能っぷりは、感激しきり。

本来の「技術」の在り様まで考えさせられます。

まだまだこれからですが、イヤ〜面白い!

いい絵で更新、頑張ります!

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Bike-man R

北海道のオートバイ文化をバックアップする地方紙、『バイクマン』。

この安易な(笑)名前の地方紙が、やってくれましたよ、その名も『Bike-man R (WEB)』!

北海道各方面のオートバイショップの手と、

オーナーの熱意による粋なオートバイ達の一大ファイルです。

とにかくその数と、詳細に至るまで拡大可能な画像のキレイさは「スバラシイ!」のひと言です。

これが掲載無料ならば解らなくもないですが

すべてのオーナーに何がしの負担をお願いしてのコト、

たとえ全国レベルでも、これだけの数はそうやすやすとは集まらんでしょう。

おまけに北海道ではこれらのオートバイもすべからく半年は冬眠を強要されているんですよ!

なのに、このコダワリようと言ったら…

なんとも心強いコトです。

バイクマンと、各ショップ、そして北海道のバイク乗り達との信頼関係の深さも感じずにはいられません。

さらに、ショップとオートバイ乗りの間の架け橋的存在価値も。

『 ALL HOKKAIDO 』が妙に泣けますわ。

いや〜、頑張ってるね、バイクマン。

こちらもショップとして、バイク乗りとして、その熱意に応えていきたいと思います。

ありがとね!

ウチのお客様の愛機たちも相当数登場しています。

自分のヘタクソな画像よりはこちらを見ていただいたほうが良いだろうから、

当HPのトップページからのリンクと共に、

順次、カスタマーズカテゴリーのうち、Bike-man R掲載車両には

《BMR》のリンクを貼っていきたいと思います。

あ、もちろんBike-man R WEBは生き物、まだまだ成長していくそうです。

(我がドルフィンジャンプ2012'も近々アップ予定です。)

なにはともあれ、先ずはチェック!

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長雨

さすがに秋到来ですか、窓の外はずっと雨が降っています。

あ、デジカメ壊れました(泣)。

とりあえずケータイ画像での更新です。

 

ワケあってRZ、入手しました。

最初は整備だけの予定でしたが、手を掛け、走らせるうちに、

「ン〜、やっぱイイよな〜…。」なんてヘルメットの下でニヤついたり…。

つい、仕事を離れてしまいました(汗)。

さらに天のお告げか、客足の鈍る長雨、チマチマと手が動きます…。

 

割れてたスロットルスリーブを新品にして、在庫のTZグリップ。エンドはレーシーなプラ(在庫)。

ワイヤリングもちゃんとして、スイッチノブもきれいなヤツに交換して、

歪んでたメーターカバーは新品がまだ出たので(!)交換。メーターレンズも研磨。

でもこの新品パーツ、メーカー純正のクセに仕上げ悪!

出るだけ良いけど…がんばれヤマハ!

ま、でも、インターフェイスのハンドル回りがきれいになると、気分イイよね!。

スロットルも軽くなり、ピックアップ2割増し!です。

ビビリ音のモト、ナンバーはアルミで裏板作って接着、

バックプレートにもゴムあてて、取り付けボルトのワッシャーもちょっと大きめに。

ナンバーが割れると面倒だしね。振動の多いバイクには必須のメニューです。

ウインカーレンズも傷ついたヤツは新品に。これはキレイです。よしよし。

 

ヤレてたステップラバーとシフトラバーも新品に。

シフトラバーは先っぽを丸く削ってから取り付けます。チギレ易いんだよね。

サビサビのシフトリンケージ(廃番)はステンで製作。

あ、手を掛けた周辺のネジ類も、気が付いたところは適正化。

ステンキャップにしたいところだけど、やり始めると100本はラクに越えるし、

色や長さに違和感が出ないように気をつけて。

磨り減った弱いパイプのサイドスタンドも底板作って溶接、塗装。

RZのノーマルステップ位置ってすごく大事で、かつ良いんだよね。

公道車なら最後まで変えたくないポイントの一つ、と、個人的に思います。

ツメの緩くなったプラグキャップは、船なんかに使うゴムモールドタイプに変更。

防水、耐震に最高です。要らんトラブルを避けられます。

 

しばらく眠ってたバイクらしいので、走るほどに足回り、エンジン共に良くなっていくのを感じます。

やっぱりオートバイは走らせるのが一番の健康維持法ですね。

総じて状態は良く、2ストオイルの焼ける匂いに、当時のバカな自分も思い出します。

『オートバイさえあれば世の中は楽しい』

パワーバンドですべり気味のクラッチも気になるし、

冷えると効かないキャブのスターター系も(その後はキック一発ですが)気に入らないし、

壊れてたリレーの接点調整をして点滅させた、ウインカーの点き方もイマイチ、

ステアリングベアリングも…

だけど、そこらを走ってるだけでも、ホント、楽しい!

技術の進歩は否定しないけど、「楽しい」って技術だけでは到底語れないですね。

色あせない楽しみと共に、気になるところを治し、手を掛けます。

やがては、あるべき人の手に、とは思っています(ビンボーだし)。

詳細が気になる方は、お問い合わせ下さい。

実はノーマル「風」です(謎)。

ただ、今しばらく、自分のオートバイとして、納得のいく状態にするまでは、

あの頃の自分と走りたい、と思います。

 

雨降りは、ちょっとだけ、人をセンチにするかもね。

 

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GPz1100ちょっと良いハナシ

ツッキーが将来「どんどんごりんぴっくに出る」とおっしゃってます…。

あ、どうも(笑)。

久々に夏らしい日々がいつまでも頑張っている今シーズン、

天候に実入りを左右される農家的オートバイ屋はおかげさまでかなり多忙です。

お天道様アリガトう!ってコトで更新も途絶えがちですが、元気で働いていますよ。

でも忙しいと逆に四方山ネタとして残らない老朽脳ミソなので、

過去最高の状態になったと思ったとたんに『マテ!』を食らっている

我がドルフィンの小細工ネタを紹介します。

ま、世のGPzマニア諸氏には「いまさら?」かもね。

 

左はシートの裏。ダンパーゴムには穴が開いています。コレが約10ミリ。

6ミリのキャップボルトの頭と同じ径ね。ンで、フレーム側のダンパー受け側に穴掘って短いのをつけます。

で、シートをカチャっ、グっ、と付けるとシートが遊ばなくなります。

ダンパーゴムは4つ付いているので体重のかかる前側だけでなく後ろもやるといいかもね。

 

さらにドルフィンでは前側のシートをとめるツメも肉盛りしてズレなくしてあります。

あ、ついでに…

ドルフィンのリアフェンダーの後ろ側、GPz400のを加工して付けてあります。

1100のは長すぎ、750のもナンバーより下に出ますが、

400のはナンバー裏までの長さ。フェンダーレスにすると頭でっかち感が出る1100、

ノーマルテールランプ、ウインカーが使えるコレが全体のバランス最良と思ってます。

ビンボーバイク屋の小細工は安くて効果絶大でしょ?。

ハイ次。

 

GPz乗りならどこか解りますね。

ドルフィンのエンジンはラバーマウントのままです。

でも、チェーンに引っ張られても動かないように2箇所スタビライザーを入れています。

ひとつは『引っ張り棒』、ひとつは『突っ張り棒』です。

ま、エンジン下ろした時に溶接すれば良かったんですけどね。

ドルフィンのリアのエンジンマウントシャフトはいつもスルリと抜けます。

ノーマルのスプロケカバーも無傷です。

あ、シフトリンケージはピロボールに換え、シフトシャフト、リンクシャフト受け側には

ニードルローラーベアリングを仕込んであります。

でもまったくガタを無くすと、それはそれでシフトフィーリングが良くなく、

のちにちょっとアソビを設けましたよ。

はい次。

 

ゼファー1100のオイルクーラーコア。

ゼファー1100発売当時、現車を見る前に部品で頼んでましたね。

ノーマルホース、ノーマル取り回しで取り付けられます。(ステーは要製作)

個人的にメッシュのオイルラインとかを外に回すのが好きではありません。

せっかく美しい空冷エンジンですから。

…コレは「いまさら」か。自分も他車でみたことあるし…。

で、右は、ノーマル1100のフューエルレギュレーターの戻り口にもコックをつけたモノ。

FCR等のキャブレターはフロート室が連結されているので、

燃料供給を2本別々に設けてやると、空気が全て抜けます。

ピンゲルとか、供給量は確かにスゲーけど、コレもあまりカッコイイとは思いません。

あ、全部個人的見解ね。

それに、あるものをメクラして使わないってのもなんか許せなくて…

それで思い出したけど、タンク上のインジケーター、キャブにした時に750用の

DFIワーニングの無いヤツに換えてあります。

ハイ次。

メーターをカウルマウントに。

ドルフィンはステー丸ごとアルミで作ったけど、

ノーマルのカウルステーにスチールで作って溶接してもイケます。

かなり効果が高かったのでオススメです。

コレは宣伝か…

好評だったらまたの機会に紹介しますね。

プロのお手軽マルビチューン(笑)

じゃ、暑いけど嬉しい長い夏、思いっきり楽しんでください!

バイク屋は、ハ タ ラ キ マ ス 。

ムキー!!

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ツーリングの続き

ツーリングのホントの終わりはオートバイを洗い終わった時。

…なんだけどね。

走れば走るほどソージもタイヘンなワケで、ロングを走るともう一日要るわけ。

でも普通は(オートバイ屋も)ナカナカ時間取れないのが現実でしょう。

で、洗車とメンテをレクとして楽しみましょう。

一緒に走った仲間と、翌週はその後のキレイさを競うのもアリ?

今回の夏至ツーでは、最初から歯が立たないヘンタイ(?)がいるのでその勝負はしません(笑)。

先ずは洗車。

ま、フツーに洗います。ジャブジャブと。ファンネル?マフラー出口?

雨のツーリングをイメージすれば、非常識なコトしなきゃ平気よ。

ウインカーレンズ内とかに水が入っていないかとか、

普段気にしなかったオイル滲みとかも、雨とかダートのツーリング後は解りやすいんですよ。

もちろん即、対策。

ブレーキキャリパーもパッド外してピストン出してジャブジャブ洗います。

後はとにかく手の届く限り、ひたすら磨く!

急がば回れで、パーツを外しても磨く!

そして工夫する!

 

子供用歯ブラシの使いっぱを、フィンの隙間サイズに削ります。

おおっ、かなり楽しい。

そして、各種ケミカル、エアガンで、ゴマカす!

いーのいーの、キリないから。誤魔化したのを知っているだけでも上等。

しかし、我が老兵…

天然サンドブラストで放熱効果がかなり向上しています(笑)。

中古車を探しているヒトは覚えといてください。ここのブラストは隠せません。

で、次が検証。

ロングを走るといろんな状況を走るので、いつもの道じゃ解んなかった不都合が発見できます。

今回はキャブのセッティング。

自分はケーヒンのFCR35Фを使っているのですが、このキャブ、

かなり「走るセッティング」の幅が広いのです。

で、その幅の中心を探すのにエライ苦労するのですが、

一度ヨシとしてから、ずいぶん触っていませんでした(反省)。

それも昨年、ハイオクからレギュラーガソリンにして、点火時期も触ったのに

頭の中は点火タイミングに偏っていて混合比の事を忘れていました。

ニンゲンインジェクション失格です。

で、久々にドルフィンのキャブセッティング開始。

メイン系はそのまま、ニードル太さと長さを変更、スロー系も変更。

何だか、濃いところと、薄いところが出来ていました。

結果、古いかさぶたが剥がれた時ほど(?)、良くなりました。

コレで次のツーリングはもっと楽しくなります!

…が、発見!

浮動バルブにクラックが…(泣)。

定期交換部品だけど(コレは使いすぎ(汗))、お高いんですよね〜。

ま、でも割れたらエンジンに吸い込む場合もあるから、発見できて良かった。うん。

…とまあ、ロング走った後のソージはいろんな意味で実り多い

「オートバイとの時間」です。

放置はもったいないですよ〜。

もうすぐ12万キロのドルフィンは絶好調でーす!

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Dancing in the rain .

一年のうち、一番日中が長い一日。

夏至。

自分の中では一年は夏至と冬至を中心に回っています。

昔から、超個人的に夏至はお休み。ずっとオートバイの上で過ごしていました。

…で、現在、この日は結婚記念日。

「オートバイより奥さんとツッキー」をしばらく実践した上で(笑)、

(やや)夏至ツーリング(笑)、再開!です。

雨天決行、行先未定、無事帰還、さらに今回は問答無用と言う条件で同行者が。


つかの間の脱カッパ!でも直後には砂利道。のちカッパ(笑)。

基本的に、自分のツーリングについてくると言うスタンスでお願いしますが、

そこはやはりマスツーリング、百戦錬磨の手練との走りも楽しみでした。

あ、誤解なきように言っておきますが、

スピードだとか、コーナリングだとか、一日千何百キロ走ったとかはどーでもよくて、

勝ち負けがあるとしたら、唯

「楽しめるか否か」

楽しんだモン勝ち。これなら今の自分は強いよ〜。

なんたって久しぶりに一日中バイクに乗れるというだけで、

何だか超多忙な日々からもう楽しかったしね。

で、しょっぱなから神様の恵みの雨。

雨の日は香りがいい。特にこの時期の森と土の香りはたまりません。

スピードも控えめになるうえに、ライディングが丁寧になるし、Kの取り締まりも手薄になります。

前の日の夜から始まり、集合時までウヒウヒが止まらず、遅刻は即置き去りで出発!

あ、もちろん「無事か?」と当面のルートのメールは残します。

(業務連絡・チョット離れた場所の集合時間に30分取っている意味を考えよ!)

 

本当の意味でよく出来たオートバイ、全天候型装備、そしてライダーの心意気。

気まぐれな当ツーリング、意外と要求は高いかも。

全てが楽しすぎて、文章にするのはムダなのであきらめるけど、

ちなみに、自分の万が一装備(?)、テンカラ竿も、コーヒーセットも、温泉セットも

ただ850km持ち運んだだけ(笑)。

それでも文句なしに楽しかったのは百戦練磨の同行者のオカゲです。

特にリアフェンダーの隙間がVmaxの域を超えている「モノツクリのヒト」。

一緒に長距離は初めてだったけど、

自分で手をかけた愛機に責任を持つ走りはカンドーモノでした。

雨だ、ダートだ、タイトターンだと、常識的にはソッチなワケないけど(失礼)、

回りに「そのVmax、良いんだね」と言わせる走り。サイコーです!

オートバイはライダーあっての生き物。

オートバイは違えども、更なる親近感を持ちました。

 
よく見るとスポンジのような構造。コレが水に馴染むおかげで雨の高速走行で豊かな接地感を生むんですね〜。

任せておけば、いかなる状況も100%楽しんでくれる、今回はBMWのオフロードの先生も、

放っておいても100%無事に、楽しみながら追いついてくる(実は難しいのだ)ニンジャも、

最大目的の無事帰還を果たし、

大満足の一日でした。

ゆで卵と動画装備の運搬(?)ご苦労様でした(笑)。

「また走ろう。」皆で何回口にしたでしょう?

久々のきったねードルフィン。

あ、モディファイのインプレ、忘れてた。

ま、壊れなかったし、気にならなかったし、久々のワリに身体も元気だったし

問題なし!ってコトで、上出来。アリガト。

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中古車

ウチで販売するDトラッカーを登録してきました。

もちろん店主名義で、1年ですが自賠責をかけました。

値段は据え置きの27万3千円ですので実質の値引きです。

だけど本当に大事なことは「走らせること」だと思っています。

理想の中古車と言うのは、買った後にすぐ乗れ、すぐ壊れないオートバイだと思います。

例えば昨日までフツーに使っていて調子が良く、それまでの状態も解っているオートバイです。

もちろん量販店でそんな事はしていられないし、

最近ではオークション等で仕入れ、売れてから整備、と言う事もあるようです。

状態が良く解らないのに値段を付けるのですから、

売る方はもちろん、買う方にもリスクがあるのだと思います。

もちろんそれが「中古車」なのですが…

幸い(?)、ウチは基本的に中古車の販売をしていないので

店主の個人所有のオートバイを買っていただく、と言うカタチになります。

つまり、「昨日まで普通に走っていたオートバイ」であり、

さらに言わせていただけるなら、その所有者は「オートバイ屋のメカニック」です。

当然、走行距離は少しずつ伸びますが、

いつ、誰に乗られてもいいようにきっちりメンテします。

いいでしょう?(笑)

…ま、セールストークはコレくらいで、

実際走ってみて、Dトラッカーってどうよ?


登録してさっそく、気に入らなかったシェラウドのデカールはがしちゃった(笑)

あまりモタードって得意じゃないですが、オフロードバイクのロードでの使い勝手の良さはよく知っています。

足回りのセッティングもKLXとは変えてあり(当然か)、普通に走りますね。

足つきも当然良いし、視界も広いし、コントロール優先のライポジも街中で活きます。

個人的には、フロントのクイックさがともすれば落ち着きなく感じ、

自分なら、フロントに19インチのリムをかませた方が理想かなあ?

以前小柄な女性用にF19インチのセロー組んだけど、意外にバランス良かったし、

F19インチ、R17インチならばオフ系のタイヤもあるし、

「たまには山も行く2台目のバイク」とか、

「1台で全てをこなすバイク」としてより活きるのでは、と思います。

すっ飛んで走ったり、飛んだり跳ねたりするなら、車重に対して、もチョッとパワー欲しいかな?

300ccもあるみたいだし、ヘッドライト周りはUFOギブリとか、KDXの顔がやっぱカッコイイし、

リアフェンダー下の造りも初期型はやっぱ野暮ったいかなぁ…

ノーマルリアフェンダーとテールランプはそのままで、ナンバー灯とプレートだけ小ぶりに造れば…

…これ以上高くなったらまた売れなくなるから我慢します…多分(笑)。

どうであれ、中古でも新しいオートバイに乗れるのはやっぱり楽しいです。

自己責任ですが、これで試乗もOKですよ。

ブラックバード号(AXLR-1)もこれでしばらくは山と釣りに専念できます(笑)。

気になる方は、ゼヒ!

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オンロードバイク

…をオフロードバイクベースで造ります。

最近少なくなりましたね、流用加工の仕事。

どこかで誰かがしっかり造り込んで、テストして、

問題なしってコトで、同じものをたくさん造って、それを量産価格で買える。

ボルトオンで工賃も安く、試作中の問題点の検討もナシ。ホントいい時代になりました。

でもウチみたいなバイク屋にとってはその「最初の一個」を造るのって

やっぱ楽しいんですよね。

もちろんゼロから造れないものは、アリモノで何とかするのもしかりです。

今回のロードバイク化も楽しいですね。

正直、モタードとかはあまり得意じゃありません。

少なくとも、オフの車体にスポークと17インチのリムを組み替えてロードタイヤ履かせて

ハイ出来上がり、なんてあり得ないですしね。

今回のオーナーは、あまりバイクに理由を求めないヒト。

つまり、走る上では乗り手が何とかする、って言う正統派(?)なのですが

バイク乗りの自分としては同じ思いでも、オートバイ屋としては、それだけは言っちゃいけないコトで

「任せるわ」と言われちゃったからには自分なりのロードバイクを目指します。

でも、やっぱり大変ですわ。日々ミリ単位の攻防です。

上から降ってくる倒立フォークのアウター、

でも、ラジアルタイヤを当然チューブレスで、かつそのグリップに負けないローターとキャリパー。

どうやってローターをマウントする?サポートの強度は?

タイヤ幅は太くてもハブは狭くていい造りのスイングアーム、

でも、ラジアルタイヤの軽量ロードバイク、乗り手が何とかしやすいフローティングマウント。

どうやってベアリング入れる?ロッドの支持は?

イマドキ(?)のオフバイクはもともとの強度があって助かるけど、

課題はてんこ盛り。

楽しいです。

 
ロードバイク用の厚みのあるフローティングローターを逆オフセットでマウント。サポートはワンピースで4Pを。ギリギリ〜

でも、さすがに春だし、メンテナンス系の仕事もドンドンやって稼がないとね〜!

お仕事、お待ちしてますよ〜!

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立春

暦の上ではもう春、作業的にもエンジンが暖まってきて、着々と進めていますよ〜。

…とは言え、この時期の作業はそう易々と進むモノは少なく、

作業場でひとり「むぅ…」と難しい顔をしていたり…。

上はGPz1000RXのアッパーカウルステー。

本来RXはヘッドライトユニットがカウル側についているのですが、この車体には社外のFRPカウルが付いており、

重いノーマルヘッドライトユニットの重量に耐えられず、樹脂マウントがモゲかかっていました。

カウル自体はナカナカに良いデザインのメーカー不明品なので何とか生かしたい、

…ってコトでステー側にヘッドライトユニットをマウントしましょ、なんて軽く請けたのですが…

スチールフレームのRX、ステーはアルミ製なんですね(知らなかった…)。

ドコにどのようにステーを這わせるか、イマイチはめあいの悪いFRPカウルを取り付けた時に

ヘッドライトがピッタリと収まる位置をどうやって出すか、その前にもともとのこのステーが歪んでいて

カウルもちゃんと付いていません。修正だけでもこの手の3Dの位置合わせって厄介なんですよね。

イヤになるほど脱着を繰り返し、修正と位置決めをして、カウル固定位置も増やし、マウントを製作します。

ついでに無理やりとめていた社外イグニッションコイルやファンスィッチのマウントステーも造作します。

溶接歪みをとって、ちゃんと付くのを確認した後、下地の足付けをして、バインダー塗って、塗装します。

 

何とか混んだ中を上手くヘッドライトマウントステーが収まりました。

 

カウルもチョットだけ削り、取り付けた時にキレイに収まるようになりました。

あとはオーナーにしか解んないかと思いますが…

 

マフラーステーをちゃんとして(?)、チェーンガードも加工・取り付けします。

さらにアンダーカウルも整形して、ローター交換して、etc.…

とりあえず終了です。

RXを触ったのは久しぶりですが、改めて見るとカッコイイですね。

施されたモディファイも悪くないと思います。

ニンジャがいつまでも売られていたので古いイメージがありますが、ニンジャの次世代なんですよね。

16インチとかシーソーリンクとか、イロイロな新機軸をトライした結果、その後のカスタムも難しく、

あまり見なくなりましたが、やはりその時代の「メーカーの本気」が見えるバイクです。

アルミのカウルステーもそのひとつだし、エアーアウトレットの造形も凝っているし、

確か収納式の荷掛けフックもコイツが最初だった気がします。

性格も前のニンジャ・後のZX10に較べてかなりクイックハンドリングのスパルタンなバイクだったハズ。

いや〜、今後が楽しみなオートバイがまた1台、です。

後でカスタマーズにアップしますね。

 

そうそう、前回のアルミタンク、こんな感じに上がりました。

しばらくは振動によるクラックが入らないかチェックのため、このまま走ってもらいます。

こちらも近々、カスタマーズにアップさせてもらいますね。

 

てコトで立春は過ぎましたよ。仕事の依頼はお早めにね〜!

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コツコツ…

冬向きっちゃ、冬向きな作業だなぁ…

ベッコリ凹んだアルミタンク、塗装ベースとしてとりあえず叩き出したあとはマウント変更と、容量アップ加工です。

先ずはマウント角度を決め、新たな底板を叩き出します。

チラと見える首下の隙間は丸い方が良いよなぁ、なんて言ってしまった自分のバカ…。

おまけにタンク内側の壁も歪んでいたからかなり厄介なカタチに…

 

今回は元の底板を残します。コストの削減と強度と防爆の意味ですね。

元の底板にガスの抜け入りを考慮して穴を開け、その上に新たな底板を溶接します。

 

あとは前側の壁だけど、当然3D曲線、のちの削り込みを意識してちょっと厚めの(それでも2ミリ)板使ったけど、

ちゃんと伸びるんですねぇ。面白い。でも元のアルミはもっと柔らかくて、粘土みたい。どんなアルミなんだろう?

以前手掛けたレーサーのアルミタンクはもっと薄くてもっと硬かったけどなぁ…。今度調べておこう。

右の写真の分、容量アップ。1リットル以上はあるかな?あ、鉄アレイは型代わりね(笑)。

 

なるべくピッタリ作って、溶接して、また叩いて削って…

 

以前、バフ仕上げのタンクやったことがあるのですが、ここからの作業はキリがないのです。

誰か止めてくれ〜って感じ。今回は塗装ベースってコトでこのあたりでカンベンしてもらいます。

後はマウントステーを製作して(コレもデザインします。)、漏れチェックして出来上がり。

塗装下地作り、頑張ってね〜!大変そう〜!

仕上がったらカスタマーズにアップさせて下さいね。

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地味〜に…

それほどではないにしても、雪も積もり、静かになったピットでひとり地味に叩いてます。

コレ…

モトの写真撮り忘れたけど、ボッコリ凹んだアルミタンク、それもワンオフ加工した一品モノ。

オーナーだけは解るでしょ?かなり出しました。地味〜に叩き出しています。

どこかのマンガに「鉄とアルミと会話しながら」、ってあった気がするけど、そんなカンジで。

道具もその都度削ったりしながら。炙ったり、伸ばしたり、ナメシたり…

ホンモノの職人さんなら、ワケないんだろうなぁ…

確かに面白いけど、ドコまで仕上げるんだ?塗装するんでしょ?

ほっといたらそれでも大枚かかるぞ〜(笑)

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GPz1100

冬期モディファイの車両がぼちぼち入庫し始めました。

その中で「おぉ!」ってのがコレ…

非常にコンディションの良いノーマルのGPz1100A2。

それも20数年前に自分が手に入れた時と同じ色。嬉しいですね〜。というのも、ノーマルに乗ったのはもはやずっと昔、長い時をかけてモディファイを重ねるうちに持ち上がる猜疑心があるのです。

「ホントに良くなったのか?」

GPz1100も見かけなくなりました。ましてはノーマルコンディションは珍しいと言っていいでしょう。普通なら望むべくも無い機会です。今回はホイール変更、ラジアルタイヤ化とそれに伴うサスペンション変更とセッティングでの入庫(アリガトウゴザイマス!)ですが、その前にさっそくテストランです…。

DFIの速やかな始動と、驚くほど静かなのに低くくぐもった迫力の重低音。オレがオレが!と前に出ない分、ただならぬ「気配」を感じさせるアイドリングは、もはや「コレも良いナ!」と思わせます。ドルフィンより明らかにシフトショックの少ないミッション(ウラヤマシイ)をローに入れ、スルスルっとスタート。あの時と似た胸の高鳴りを押さえ切れません…が…タイヤのコンディションが悪すぎてとてもインプレできる状態ではありませんでした(泣)。チャタリングの嵐で久々に吹っ飛ぶかと思いました(大汗)!いきなり全開にしなくてホント良かった…。

ノーマルバイアスの乗り味は残念でしたが、自分のモディファイの再検証も出来そうで今後も楽しみです。キッチリと仕上げますよ〜!

しかし、こうして見るとずいぶん車体姿勢が変わっていますね。

フロントは思ったより変わっていないし、リアはこんなに上げたっけか?

  

にも関わらず何故かフロントヘビー感は明らかにノーマルは大きく感じるんですよね。

まあ、ハンドル位置もサスペンションの設定も全然違いますしね。

この車体のハンドルはアメリカ仕様等のちょっと高くて手前にあるヤツでした。

自分のはヨーロッパ仕様等の低くて遠いヤツだったなぁ…

飛ばすだけなら良かったんだよなぁ…

あ〜面白い!バイク屋で良かった!

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次回予告?

ここしばらくナカナカに多忙でHPの更新がありませんが、しっかり営業してますよ〜。

もうすぐ冬って時期にけっこう濃い仕事が入ってきています。クランクサイドベアリングがどーしたとか、デトネーション棚落ちエンジンとか。メンテナンス系の仕事も何故か多く、フロントフォーク、キャリパー、キャブレターオーバーホールとか、ちゃくちゃくと手を動かしてますよ。
そんな中でもイロイロと思うところも多々有るのですが、更新記事として公開するのにイマイチ考えがまとまらず、今はまだそのうち、ってコトにしておきます。
愛機ドルフィンも、部品引取りや所要でですが、まだまだ結構走り回っていて、最近ハイオクからレギュラーガソリンにスイッチし、点火時期とカーブを変えたりしたのです。これが実はかなり感触が良く、今まで2ストや強制開閉キャブのオートバイにはハイオクを薦めてきたウチとしてはかなり悩ましいのです。まぁ、これも暖かくなって燃焼温度的なことも確認したいし、絶妙なタイミングで溶けたピストン見ちゃったし、後々ってコトで…

 
デトネーション棚落ち・点火時期とか、キャリパーダストシール・ピストンシール、クリーニングかオーバーホールか?とか…

  
ジュラルミンピストンがどーした、フォークセッティングがどーした、とか…

…で、いちばん最近、イイなぁ(いいのか!?)と思ったのがコレ。

ウチにはクラブ員制度があって、メンバーはピットで自分でメンテ出来るのですが、ある日メンバーの一人が車で二人で来てカノジョですって紹介するわけよ。それがまぁキレイな女性でオートバイとは無縁なフェミニンな服装にスンナリとした化粧で優しい香りがするのよ。日ごろ保険の勧誘のおばさんにすらドギマギするほど女っ気ないウチにはそりゃーもうそこだけ空気が変わるワケ。ツッキーも可愛がってくれるし、おっさんのオートバイ屋の店主としてはささやかな楽しみが出来たなと思ってたのよ。

そしたらある日、いきなりオートバイに乗って来るんだなぁ。「免許取りましたよ!」って。それも男らしい黒いカワサキにマットブラックのヘルメットだったりして。あのフェミニンなカノジョが!と相当にタマゲタのですが…それでも嬉しそうにオートバイに乗って二人して走り去る姿にウンウンとうなずきながら見送ってた(オッサンか!)んだけど…

巷が休日の日曜日、そのメンバーがタンデムでやってきて、キャリパーのクリーニングを始めたワケ。自分もちょうど片押しタイプのキャリパーをやっていたので、ひと通りやり方を見せて作業に戻ったんだけど、気がつくとカノジョが手伝ってんのよ。地べたに座り込んでパッドスプリングなんかを磨いてんの。勉強とか言って…。化粧っ気のない真顔で…う〜ん…

いいのか?若い女の子が休日に地べたに座ってオートバイのキャリパーのパッドスプリングなんか磨いてて!自分のささやかな楽しみはどーなった(笑)!

まあ、でもこんなのもいいな、とは思うのです。彼が大切にするモノをカノジョも大事にし、同じ世界を共有していくのは素敵なコトだし、それでメンテのコトを気にしてくれるようになれば二人がオートバイで怪我する可能性も減るワケだし、なにより男らしいカッコで化粧っ気が無くても(シツコイ?)、やっぱりお店が華やかになるしね〜!なんとなく気持ちもほっこりとする風景でした。

あ、オートバイに乗ると男も女も、時々一人で走り去るから気をつけろよ〜(笑)。

そんなワケで(?)、ストイックなおっさんばかりではなく、女性や初心者、もちろんやみくもに突っ走っているニーチャンにも意外とウエルカムなウチですから、冬でもオートバイの匂いを嗅ぎたくなったら寄ってみて下さいな。

でも、たまにはフツーのデート帰りにでもちょっと寄ってみてね…。

振り返ると奥さんとツッキーが睨んでそうなので、ここらで…(汗)

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フィッティング・ラン

雪の便りと共に急に仕事が入ってきまして(アリトウゴザイマス!)、ナカナカ思うように走れなかったドルフィン号、ちょっとしたタイミングで「ソレッ!」っと走り出したら、これが素晴らしく良い天気の秋晴れの一日。ツーリングというよりは変更各部のラッピングと言うか、スリ合わせ的距離とルートなんですがね。

オートバイそのもののラッピングはモチロン、乗り手とオートバイのスリ合わせも大事です。いくら同一ディメンションにこだわったとは言え、結構大幅にモディファイしたからね。これまで十万キロ以上馴染んだハンドリングと同じ信頼はそう簡単でもないでしょう。皆さんもあまり作り手を信用せずに(モチロン精一杯仕事してますが)、手をかけたオートバイと自分の距離は自身でじっくりと詰めて下さいね。


甘エビ天丼がいい、太平洋を望むお店の前。めっちゃサケが跳ねていました。

さらに今回は奇跡的タイミングで、ここしばらくイロイロと手をかけ、同じように要ラッピングのカタナと同行です。乗り手との付き合いは長いのですが一緒に走るのはほぼ初めてです。お互いほとんどソロで走るタイプなうえ、フツーのウィークデイ。かなり珍しいコトです。

とりあえずカタナは最近導入した点火システムと本革(!)のバックスキンシート(後でカスタマーズにアップします)のフィーリングの確認、TMRキャブの持病修理の完治確認…

…イロイロ理屈はあるけど、走り出してしまうと…

ひたすらに気持ち良く、スンゲー楽しい!だけです(笑)。

  

モチロンそれぞれにそれぞれの効果を充分に確認できました。

ドルフィンはフロントサスがようやくアタリが取れてスムーズに動き始めたし、ステアリングの締め付けもOK,ブレーキも要変更決定(泣)だし、

カタナは本革シートによる硬さとホールド感が乗り手に合ってて、点火系の恩恵がかなり広範に渡るのも実感していたし、

古くて重いバイクの荒れた路面での復元力の良さを(二人して)自画自賛していたし(笑)。

(それを増幅するモディファイを二台ともしてあります。)

後半は雨雲とどうやら追いつ追われつしてたみたいだけど、結局帰って洗車が終わるまで雨に当たらなかったし、

(洗車が終わったとたん、ドバッと降ったし。)

短かめではあるけど、かなり多様な条件下でのテストとラッピングが出来たと思います。


秋の強い影!

ホントはね、もっと興味深いことがあったのです。

初めて一緒に走る相手は基本信用しないのですが、今回はずっと先導させてもらって、しょっぱなからバックミラーは通常確認のみ。

詳しくは書きませんが、さすがにイヤーナ位置につきますね(笑)。

大変良い経験をさせていただきました。また、いずれ!

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