オートバイ四方山話
(よもやまばなし)

Vol. 1

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code GP project !

自分仕様のヘルメットが仕上がったぞ!

なんて、ちと大げさで、ドルフィン用ヘルメットを新調したまでの話なんですが、 以前にも書きましたが最近のヘルメットで自分の好みに合うものがナイと言うのがプロジェクトのスタート。

次に何度か紹介しているモノツクリノヒト(自分が勝手にそう呼んでいるだけです)との出会い。このヒトの言う『たたずまい』が自分がこだわる『フツー』にとても近い気がしています。モノに対するアプローチがなんとなく有機的というか、魂みたいなものを前提に付き合っていると言うか、うまく言葉に出来ませんが、おそらく彼も深夜一人でもモノに語りかけているのではと…モチロン個人的到達点は異なりますが、いわゆるヘンタイかなと(失礼)。

とにかく自分よりもヘンタイの度合いが進んでると(再失礼!)認めた以上、全ての責任はこっち持ちで安心してお願いしたのがこれまた1年ぐらい前。ベースはアライのGP5Xです。新品で手に入れてさっそくバラバラの上、削りを入れるという暴挙、良い子はマネしないように。

手を掛けたのは、メーカーの使いまわし感を除去、数少ないベンチレーションパーツの印象を統一、何故か最近少なくなったソリッドブラックに塗装、少しでもマヌケな顔を隠しつつ眼鏡を曇らせないノーズデフレクターの採用、そして数少ないマークの製作とあるべき位置の模索。分かるヒトだけ分かればイイです。

簡単に言うと『フツーのヘルメットに戻す』(笑)です。

でも、先ほども書いたようにフツーに見えれば見えるほどそれは凄い事なんですよ。ホントに些細な事が全体に及ぼす影響ってとてもデカイし、全体の中で見えてくる違和感のモトはビックリするほど細かいのです…ってまぁいいか。とにかく大満足のフツーっぷりです。使い倒しますよ〜!ありがとうございました!

 

もうひとつ、結果的に派生した一生モノがコレ!

我がドルフィンロゴです!

それぞれの工程に関わるよしな事は省きますが、やった内容の深さに対して言葉は少なかったと思います。

イメージを伝えてカタチになって返ってくる。

それがイメージとズレていないのはある程度以上の相性が必要だと思います。

今、改めて見てもコレがベストだし、自分の首を絞めてでもたたずまいにこだわる姿勢も垣間見えました。

少なくとも、自分だったらコレを塗りで、あのサイズで、あの球面に入れようとは思えません。

良い出会いに恵まれました。

『コイツに任せておけば大丈夫』

そう思いながら進捗を見守る心地良さ。

自分もそんな『コイツ』で在れる様に、精進していきたいと思います。

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好き…

天気が良くて気持ちいい風が吹いていますね。朝から手直しをしたカタナのテストラン。気分が良すぎて仕事を忘れそうですわ(笑)。満足しているとこれまたキレイなカタナの訪問を受けました。同じカタナ乗り、やはり気になるようでHPを見て寄ってくれたとか。(そんな訪問も歓迎ですよ…お目当てのオートバイが入庫してるかは保証しませんが。)

で、ちょっと一枚。まあ、正直どちらも製作元はウチではないのですが、イイですねぇ…。技術的な事はともかく(イヤ、それも凄いんですけど)、それとは別に「好き」で作ったオートバイにはそうと分かる表情がちゃんとあるのだと思います。それはオーナーの「好き」であり、メカニックの「好き」であり、さらにはメカニックがそのオーナーを「好き」なんだろうな、と感じます。だから当然、そんなオートバイはそうは存在しないのかもね。2台ともいろんな方向からの愛を感じます。気が付けば20年をゆうに超える昔のオートバイが放つ輝きとオーラに、自分のでもないのに『どーよ、コレ!』と誇らしく感じた昼下がりでした。

今度、ウチのカスタマーズだけででもプチモーターショウでもやってみようかな?結構見応えあるんじゃないかなぁ…。

あ、その時ドルフィン無しはマズイか…(泣)

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ライポジ

ライディングポジション。オートバイを操作する上での基本ですね。

スタンダードのライポジは、一応全てにおいて中庸な位置、ある意味万能な位置に決められていると思います。もちろん大量生産品においては標準体型をベースに考えられているので、誰にでもベストなポジションではないでしょう。デカイ人が多い国の外車や海外輸出モデルでは、その標準体型も違うと思われます。

では、体格に合わせてハンドル、ステップ、シートを変えれば良いかというと、そうでもなかったりします。特にステップ位置に関しては、(あくまでも個人的見解ですが)スタンダードの位置は良く考えられていると思います。昔からよく言われているステップ荷重というのはオートバイ+ライダーという塊の重心位置を変えるのです。分かりやすい例で言うと、スタンディングすると、ステップ位置に体重分のオモリを下げたのと同じコトになり重心が下がってオートバイが安定するのです。つまり、ステップ位置を変えると、オートバイの重心位置が変わり、運動特性も変わってしまうという事です。もちろんオートバイの操作方法や感じ方も千差万別だからスタンダードが一番とは言えませんが、経験上、車体の応答性、コントロール性ともに良い位置に付いてるなーと思うことが多いのです。逆に市販バックステップにすることで本来の運動性能が悪化していると思われるオートバイも多々見てきました。

もちろん、マフラーの角度やスタイリングの自由度、バンク角、足付き性等々、それぞれのオートバイ乗りによって要求の度合いは異なりますが、ライポジの変更は思いのほか考慮すべき点が多いモディファイです。

下の写真は最近の仕事から。

 

左は1100カタナのステップ。オーナーはかなり大柄な人です。もともとプロのライダー(?)でステップワークにはウルサく、よく見るとスタンダードより前で下になっているようです。だからバックステップとは呼べませんね(笑)。ステップバーも端上がりでゴム付きにこだわり、ゴム付きでもカチッとしたカワサキ車のステップバーを流用しています。ペダルバーも短縮してつま先の移動量を極力少なくしてあります。幾通りも位置を探り決めましたが、市販バックステップにはありえない位置でしょう。リアブレーキもフローティングキャリパーに改造してあったものを、わざわざリジットマウントに戻すなど、車体姿勢や荷重を積極的にコントロールできる方向にモディファイをし直しています。モディファイのオーダー内容には乗り手側のスキルも表れるのです。

右はSTD比100ミリ以上もアップし50ミリほども手前に来たZZR1100のバーハンドル化の例です。オーナーはかなり小柄な人です。もともと輸出メインのオートバイでは標準体型が大柄に設定されていると思われ、グリップ位置も遠めだと思います。一見ここまで上げると操作性が変わると思われますが、このZZR、ステップはスタンダードでシートを抜いてあるようです。つまりオートバイとしての重心位置は大きく変わりません。それどころか上体が起きる事でリアタイヤに自然に荷重がかかるようになり、下半身のマシンホールドが楽になる事でハンドルへの余計な入力が少なくなります。オートバイは自然に曲がるようにちゃんと出来ており、「曲がらない」の50%は「余計な入力をしている」のだと思います。ニンジャなんかによくある定番のバーハンドル化は実はこんな事が原因のひとつなんだろうなと思います。
もちろん、ハンドルに対する入力には過敏になりますし、ノーマルでも下半身のホールドをしっかり出来てタイヤをちゃんと潰せればいいのですが、体格はモディファイできませんからね。

自分のオートバイなのだから、他はどうあれ自分が乗り易くする。それが結局オートバイに対する愛着の第一歩かもしれません。みんなやっているからとか、たまたま市販で売っていたから、ではナカナカ十人十色の体格や乗り方には合わないと思います。

思うところあればご相談下さいね。

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ヘルメット考

なかなかココロが動かないんですよねぇ…

 

オートバイに乗る以上、ヘルメットは必ず被らなきゃいけないモノ。乗り手がどんなカッコをしていてもヘルメットはある意味、乗り手以上にオートバイにつきもの、愛機にふさわしくなくてはイケナイのだ。イケナイのだっ!!?

けど…、ここしばらくココロが動かされるヘルメットが無いのですよね。ゴチャゴチャとプラスチックパーツが付いてたり、規制緩和があったらしく形状そのものが複雑になっていたり。以前から対風、耐衝撃に有利とされる卵型(ヘルメットにはそのままじゃ確かにカッコ悪いカタチ)をベースに、いかにカッコよくデザインするかといったチャレンジが見られない。素材やリブによる強度確保もいいけれど、シンプルな、でも根幹のデザインに挑んだモノがもうちょっとあってもいいのになぁと思います。

上のジェットヘルはテストランやオフロードで被っている型遅れ。ジェットは比較的シンプルなものがまだ残っているけど、それでも上の二つが個人的にはギリギリの線。両者共にシンプルな中にも頑張ったなぁ感があり、結構磨いていても飽きないカタチをしています。どちらかと言うと、SHOEIはラクに走る時、Araiは激しく走る時に着用しています。頭の形はライディングポジションと同じで人それぞれだろうから、コレは個人的感想ですね。SHOEIの方はホントはとっくに退役モノなんですけどね。テストランなんかで音もいろいろ聞き分けるのにまだ捨てられずにいます。スミマセン(汗)。

で、問題はドルフィン用のフルフェイス。現在はこれもとっくに退役しているべきAraiのGP4X!(ヘルメットを語るな!って感じですが)。もちろんずっと前から次期ヘルメットは探していましたが、そのころからすでにココロ動かすヘルメットと出会わなかったってコトですね。

そこで、ドルフィンの10年以上ぶりのリフレッシュに合わせて、かなり強引に出会うことにしました(謎)。ヨワイ五十を目前に、もしかしたらドルフィンと共に最期まで?…を意識したヘルメット、もとより吹っ飛んだ時の事を考えるより、吹っ飛ばない事しか考えられないし、イっちゃえ!ってコトで(謎)。一切の責任を自分持ちの上でとある秘密ファイティングファクトリー(?)にて無理をお願いしています。でも安心して、楽しみに待っています。「ヤツに任せておけば大丈夫」的な気持ちって心地良いですよね。思えば、ウチの仕事も、こんな気持ちでお客様から大事な愛機を任されるべきなんだなあ、と思います。

実はこの『CODE-GP』プロジェクト、『塊』プロジェクト並みに「すり足」進行なんですよね〜。そのうちどこかで(ドコだ?)お披露目したいと思っています。あ、カーボンのン十万円もするヤツじゃないですよ、間違っても…。

そのプロジェクトの副産物で、ウチのヘルメットにドルフィンを飛ばしてみました。いや〜最近は素晴らしいリタック(マスキング)シートがあるんだなあと、感激しきり。自分の、今となっては雑な塗りでも曲面上でこの細さ!凄すぎて限界に挑みたくなります。今は塗装はしていませんが、ペイントって楽しいんですよね〜。

そしてヘタこきました(笑)。ま、使い倒したコイツにはちょうどいいか…。

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雨、TT225出動!

時々、無性に雨の日に乗りたくなりますよね。

先日無事登録を済ませたTT225を発進しました。厳選したレインギアもたまにチェックしておかないと、イザッて時に雨漏りしてるとツーリングの楽しみをスポイルするしね。
雪解け時期の雨降りは顔を出した土の匂いが強く、緑色の草の香りも手伝って、とにかく嬉しくなります。モチロン春の暖かな日差しも最高ですけど、こう週末ごとに天気が悪いと、思い切って濡れてみても良いと思いますよ。始まったなあ…と思うのは同じです。

で、得意先に支払いに行って濡れカッパで迷惑かけた後に、裏山へ踏み込みます。先ず第一印象が『軽い!』。水冷DOHCセルスターターのAXLR-1が高級重量車に感じます。今のところTTはバッテリーも搭載しておらず、さらにローギアードなセローのミッションにローギアードなTTのファイナルなのでどのギアのどの回転数からでもアクセルを開けるとポンと前に出ます。おまけにタイヤがピレリーのスコーピオンXCなんて凶暴なタイヤを履いているので、深く掘れた雨の轍を平気で斜めに切っていきます。こりゃ楽だわ。車格もやはり絶妙で、荒れたガレ場でも車高の恐怖感が少なく、アスファルト移動ではセローより窮屈感がありません。

晴れた林道でまだ飛ばしていないので、サスや重心バランスの評価はまだですが、かなり理想に近いトレッキングバイクだと思います。気になったのは、まだいろんな動きがちょっとギコチナイ感じ、でもコレは走り込めば馴染むと思います。それでも前後サス共にオーバーホールはしたいですね。ギア比はちょっとやりすぎ感があるので、ファイナルをセローと同じにした方が使い勝手は良いかな。スロットルはもうちょっとハイスロが好み。だけど強制開閉のキャブ側も引きと伸びのプーリー比が異なるので意外と難しいのです。昔のSRのスリーブがプーリー比が違っててかつTTよりちょっとハイスロっぽいけど、ハウジングごと変えなきゃダメっぽいしなあ…。要検討です。あと、リアタイヤは手持ちがなかったのでハードチューブ入れてあるのだけど、このバイクだと重いのが分かりますね。フツーのチューブに換えようと思います。リアのドラムブレーキもそれ自体は悪くないのですが、どうもアタリが良くなく、コントロール性が悪い。しばらく走ってもアタリが変わらないようだったら、アームを戻すかカムを見直そうと思います。ツーリングにも使うのだったらバッテリーも積んだほうが良いと思います。

コレをどうするか?、ですがイチオー販売します。後にUSED BIKEでアップしようと思っていますが、プライスは21万円の予定。セローエンジンと考えると全然安くないです。でも個人的にはその価値は充分以上にあると思っています。コレまでのウチの中古車同様、これからもコマゴマと手を掛けながら、「明日からでもフツーに乗れる」中古車としてのんびりお待ちします。

でも正直、トーブンは自分で乗り回したいなぁ…(笑)

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遅い春

遅かったですねえ、春。スグにゴールデンウイークだよ…。

そんな気はしてたけど、集中して仕事が入って来ます。雪があるうちは時間もあったんですがねぇ…。とはいえ、特に今年はしょうがないか。無事に忙しくなる事に感謝しつつ、気合入れて集中してやっていきますよ〜!更新も途切れがちですが、時にササッとでもナニか紹介していきますね。

 

左はトライアンフボンネビルに作ったバックステップです。トラの雰囲気をなるべく崩さないように、総削り出しでレーシーにせずに、あえて純正他車パーツを仕上げ直して使用しました。さらにノーマルマスターの位置もそのままで使えるように(レーシーにならずシンプルに仕上げるため)リンク式にしました。もちろんステップ位置は仮のプレートをいくつも製作しオーナーさんに跨ってもらった上で決定しています。ベースプレートはリンクレバーのマウントも兼ねた20ミリ厚17Sから削り出し、大きく優しいラインに面取りしました。リンク式にすると、そのレバー比の設定が難しく、ペダル側のピロマウントは別体構造としてテストランをした上でレバー比を決めていきます。シフト側のペダルも純正流用とはいえ、ブッシュを抜いてローラーベアリングを入れてあり、シフトタッチとそのライフも格段に向上しています。
右はワンオフのマフラーステーです。イロイロとモディファイされた車体やマフラーになるとどうしても付属のステーでは位置が決まらないものです。かと言って、ここで無理にステーを曲げたりエー○ンの板を曲げたものでは全てのモディファイも台無しです。アルミパイプをサスとのクリアランスやマフラー角度に合わせながら炙って曲げ、その後削り出しのカラーとキッチリ距離と角度を合わせて溶接して仕上げます。意外と緻密な作業なんですよ。

 

あと、細かい(?)モノですが、スペシャルボルトを二例。左はアルミ丸棒から削り出したシートストッパーボルト。当然モトはローレット(ギザギザ。これも旋盤で加工します。)がかかっている部分の径のアルミの丸棒から削り出した、ネジ部まで一体モノです。
右はスペシャルサイズのウインカーシャフト。10ミリ径のスチール製で中空細目長ネジ。これも作るとなると意外とタイヘンな作業です。スチールやステンの場合、ある程度の径と長さになるとダイスカットは難しく、旋盤でのねじ切りになります。
こんなネジ一本でもオートバイ全体の印象が大きく変わっていくのが実感出来る…ようになったら貴方も立派なヘンタイです(笑)。

モチロンこれらは最近の仕事のごくごく一部です。一般整備関係の春整備の油脂類交換やオーバーホール、消耗品交換やセッティング、昨シーズン末のトラブルシューティングやら、車検やら…。どんどんやってますよ〜!

せめて桜の咲くころには気持ち良くアクセルを開けれるようにしておきましょうね。ドルフィンは後回しにしてるから…(泣)。

お待ちしております!

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仕事も…

ココしばらくの寒さもあってか、ウチでは冬の仕事と春の仕事の端境期、正直ヒマです。地震被災地のためにも、早く暖かい春がやってくる事を祈ります。暖かい陽差しだけでも、北国の人たちの心にはどれほどの救いになるか、ここ北海道の人は、オートバイ乗りは、よく知っています。せめて気持ちは春で行きますよ〜!

現在進行中の仕事をひとつ。

仕上がったらカスタマーズにアップさせていただきますが、トライアンフボンネビルSEです。

すごく「普通」に見えますかね?。グラブバーは製作、テールランプは社外他車種用の加工流用です。グラブバーは15ミリ径のステン丸棒を曲げ、複雑な角度のステーとウインカーステーを製作、溶接して磨きました。さすがにその径になると力技は効かず、炙って曲げるのですが、小さいRはともかく、大きいキレイなRを作るのはウチのトーチではタイヘンでした。赤め範囲を徐々に移動させながらなるべく均一なRを作っていき、最終的な幅も合わせます。トライアンフ純正のグラブバーは高価なので、より効果的なカスタムかと思います。テールランプは「先祖返り」のルーカステールを仕上げ、ベースゴムを製作、実は複雑なノーマルフェンダーの形に合わせて加工しました。ナンバーバックプレートもちょっと厚めの板を使用し、厚み部分だけ研磨して質感を上げてみました。
英国車のイメージとしては、ハンドメイドの丁寧な仕上げの印象でしたが、この2010年型を見る限り(ノーマルの写真がなくてすみません)だいぶとマスプロ然としていて質感もイマイチになっていますねぇ…。残念です。ま、個人的感想ではあります。

で、フロント周りも

汎用、他車種用社外パーツをチョイスし、よりスッキリと、かつ質感を上げるように気を付けました。これまたノーマルの写真がないのですが、ナニか本物のレプリカ(真似)っぽくて。こちらが本家ホンモノのハズなのですが…。ちょっと日本車っぽくなったキライはありますかねぇ?

後は作り物として

  

メインキーがノーマルではヘッドライトステーについておりウルサイので、タンク下横のフレームにクランプを製作し、少しでも熱が伝わらないように表裏に穴を開け、キーシリンダーを取り付けられるようにしました。コレならもし熱的に厳しかったら他に移しても跡は残りません。キーシリンダーのベースプレートがちょっと大きいですが、ステアリング周りはかなり上質な感じになったと思います。

このトライアンフ、まだやる事があるのですが、今は部品入荷待ちで、今回の地震の影響が心配されます。でもオーナーは「急がないよ」と言ってくれています。ありがたいコトです。

春の陽が、早く彼の地に訪れますように。

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その後のTT225

今日はお休み、ツッキーも奥さんも京都。と、言うわけでどんどん更新しますよ〜。以前紹介した、奥さんにゴミ呼ばわりされたTT225、今はこんなにリッパになっています。

この間、メーカー廃番の新品リアフェンダーが手に入り、メーカー在庫がたまたま残っていたテールランプレンズと共にお尻だけキレイになりました。早く汚したいです(笑)。
タイヤはピレリのスコーピオンXC。普段あまり凶暴なタイヤを履かない自分には、とても楽しみ。AXLRにも履ける細いサイズなので、感動できたら履いてみようかな?と思っています。
新品のリアフェンダーに穴を開けるのが惜しいので、ナンバーを取るまでは(ビンボーです!)ウィンカーとナンバーステーは外しました。保安部品と2LNのバッテリーを搭載できるパーツも配線もあるので、後々は公道車として仕上げるつもりです。
でも、やっぱり競技車(プレイバイク?)のこの姿、かっこいいですねぇ。

その他にこんなコトも…

    

TTは樹脂タンクで、古くもなったせいか、純正のYAMAHAステッカーすら受け付けてくれません。内側から沸騰したみたいにシールが「沸く」のです。で、1KH同好会(?)のモノツクリのヒトの協力で、抜群に使いやすいマスキングシートを制作していただき(抜き文字なので当然、マスキングシートのリタックも必要。樹脂タンクでは手ごわいのです)、塗装してみました。片側はアクリルラッカーで、片側は染めQで、経過を観察します。高圧洗車機で吹っ飛ぶとは予想できますが、今のところステッカーのように放っておいても沸く事はありません。
顔は、DT200R・3ETの中古を使用しましたが、ゼッケン部の赤シートを剥がしたらそこだけピカピカになったので、サイドカバーのデザインに合わせてやっつけ赤ラインをカッティングシートで貼りました。なかなかソレっぽいでしょ?

奥さんが、この姿を見て「早く売れるといいね。」と、おっしゃいました…え〜っと…まだエンジンも本調子じゃないし、足回りも元ゴミだし、やっぱりナンバー取って、充分にテストランして、売っても大丈夫と思えたら、考えます。何だカンだと手を掛けちゃったしね。まともに考えれば売れない値段になっちゃうからね(汗)。

興味のある方は、今後の情報に注意してくださいね。

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やっつけ?!

年が明けるとともに、ようやく北海道の冬らしい雪が降ってきましたね。その雪が消音材となって静かになった店の中でちゃくちゃくと仕事してますよ〜。その中でも(ウチ的に)ちょっと変わったのがこれ。

まだまだ製作途中なんですが、隼にR1000のテールを移植してます。こういったスワップものは昔からよくある加工のひとつですが、ウチではあまりやったことがありません。もともとある二つのデザインを一つにまとめて新たな一つのデザインにするというのは無理があると思うからです。簡単に言うとニコイチ感がどこまでも付きまとうのです。

ノーマルオートバイのデザインというのは、イジればイジるほど思うのですが、実はよく考えられていて、ちょっと触っただけで違和感が出るのです。ステッカーのデザインなどは端的な例で角度や大きさ、同じに見えるメーカーロゴマークに至るまで全体にあわせて作り込まれています。まして車格が異なるオートバイのデザインを同縮尺で合わせるのはさらに無理がありそうです。デザイナーはもちろんプロの仕事、好みはあれ、ひとつのデザインとしてはやはりシロートの入り込む余地はわずかで当たり前かと思います。

が、そこはこちらもプロを語っていますので、お客さんの要望には真剣に挑みます。言葉は悪いですが、やっつけ仕事(あるもので何とかする)は昔から得意です(?)。何よりも隼のリア周りのノーマルデザインは個人的に好きではないし、新しいR1000もジツはあまりよく分かんない(バイク屋のくせに!)ので自分的にはニコイチ感が出づらいのです。

で、作業を進めるうちに、やはりイロイロ出てきましたね〜。車格の違い、今回使用したR1000のノーマルリアフレームの材質と構造、リアセクションを変えることで出てくるマフラー等周辺パーツとの違和感の同調、もちろん実際の使い勝手、強度、etc.

どうでしょう?何度かの調整後、位置関係的にはいい感じで収まったかなと思いますし、見慣れたせいか店にたたずむ姿もカッコよく見えてきました。さらに周辺パーツのすり合わせが必要ですが、仕上がったらまたカスタマーズにアップさせていただきますのでチェックして下さいね。

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1RH (TT225) の部屋

そんなつもりじゃなかったけれど…

気になっていたオートバイは何故か入ってくるんですよね。ソレが例えエンジンレスで、奥さんに「ナニ?このゴミ。」と言われるような状態であっても。

先輩が、いずれは所有している初期セローにと、とってあったTT225のガランドウを、車庫整理の際に頂いたのですが、実はフレームもイロイロとセローとは異なり、スワップは簡単ではないのです。
自分にとっては「名車・初期型セロー」のコンペモデル、マウンテントレールからさらにその先をめざした造り込みとははたして?!と以前から気にはなっていたんですよね。それにとにかくその姿がカッコイイ!そして高すぎず低すぎない絶妙な車格!魅力的ですねえ…

で、初期型のエンジンとキャブ、3ETの顔を見つけてきて、イザ再生開始!あれよあれよとカタチになってエンジン始動!ん〜後はタイヤ入れたらテストランです。店主、意外と再生作業好きかも。

「超局地的名車・TT225の違い」

容量10L樹脂タンク…ただでさえ燃費の良いセローエンジン、ガソリンスタンドのない北海道の長距離林道には心強いですね。

ソロ用ハイシート…後述のステップ位置とあわせて、セローよりもかなり余裕のあるライディングポジションになっており、ある程度の体格の人でも運動量の少ない移動走行も楽だと思う。

ちょっと長い足…セローよりフロントで15ミリ長いストローク、自由長で約1センチほど長いリアサスのおかげで車格が一回り大きく、かといって大きすぎて足を着くようなシチュエーションでもあまり不安にならない絶妙な高さ。もちろんロードクリアランスもセローより余裕があるし、スプリングも二人乗りを考えなくていいのでバネレートが小さく、柔らかく良く動くスポーツ向き。

前進したステップ…セローはリアタイヤのトラクション重視のせいかステップ位置がちょっとリアよりだが、TTはマシンコントロール重視か5センチほど前にあり、普通のオフロードバイク的な位置にある。このあたりはセローで林道を飛ばす人たちによく流用されるパーツらしい。むしろセローのステップ位置がセローというバイクの本質を表しているのだと思う。

エンジン…パワーで2馬力、トルクで0.2キロセローより高いらしいが、残念ながらパーツリストを持っていないので内部が異なるのかは不明です。吸気系はセローと変らない強制開閉キャブとエアクリーナー周りなので排気系と点火だけでそれほど変るとは思えないが…。圧縮が高いとか?今度調べておきます。

その他…熱的に有利なパイプアンダーガード、長めのフロントフェンダー、口径の大きなサイレンサー、タンデムステップのないスイングアームとクローズドチェーンガイド、ファイナルギアレシオ等々、セローベースとはいえ、やっぱりかなり違いますね。オフバイクのモディファイの参考になります。

して、その乗り味はと言うと…

タイヤはピレリのスコーピオンXCという公道用モトクロスタイヤでフロント80/100-21、リア110/100-18を履かせました。エンジンは初期セローのスタンダードミッション、ファイナルレシオも初期セローとしました。乗り手はオフロードヘタレの店主(オフレース未経験)、主な使用目的は林道探索、渓流釣りです。

先ずは軽いです。特にステアリングレスポンスは、復元力の強いトレール設定にも関わらずセロー以上に良い気がします。それだけにサスペンションのセッティングがモロに影響するのでマメなメンテナンスを要求されますね。残念ながらリアサスは廃番、フロントもあまり良いモノではないので質感的には残念な感じです。でもオフ走行ではタイヤの選択と空気圧でかなりの部分を補えると思います。車格、ライポジは万能であらゆる使用目的に過不足無く、TTの美点のひとつでしょう。よそ見が楽しいです(?)。

パワー感はありません。セローです。が、225の排気量を考えると驚異的な粘りもセローです。とても強制開閉キャブとは思えないスロットルワークに対する無頓着さは、その分、荷重移動やブレーキング、ライン取りに集中でき、結局アクセルが空いている時間が長く、トラクションも抜けません。競技ならともかく、おそらくスコーピオンXCはやりすぎで、MT21やT63あたりでも同じように走れそうな気がします。

これといって「速さ」とは無縁に感じ、でも普通に楽しく走って気が付くと足の長いハイパワーマシンが邪魔に感じる、そんなマシンの最たるモノのような気がします。自分はともかく、ベテランのオフロードランナーの中にも、「後になってみたらアレは良かった」といった話もよく見聞きします。ナルホドな、と思わせる入り口が広く、奥が深い、玄人好みなオートバイだと思います。

…て、興味ない人には、まったくどうでもいいですよね。ま、店主はこんなオートバイも大好きですよってコトで。店に来て古くて汚いオフロードバイクを嬉しそうに触っていても暖かく見守ってやってください。

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革ジャン!

ようやく革ジャンの季節になってきましたね…

 

両方とももう10年以上共に走っている革ジャンです。
(レザージャケットと言うよりしっくり来るのだ)

左が普段用RR88G(ブランドは旧DoverClub)、右が「ブッ飛ばし」用RR90Sプロトタイプ。両者とも名古屋のRSAレザースさんの製作(!)です。「製作」と言うのはここの革ジャン、オートバイのカスタム同様、細やかな仕様変更に応じてもらえるのです。特に右のRR90Sプロトはもともとデザインから起こしたフルオーダーの一着で、後にプロダクションモデルの元にもなりました。さらにその後サーキットランでこけて(オイルに乗ってフロントからスリップダウン。怪我なし!革も擦れただけで破れなし!ただ、後々の縫い目のホツれが心配だったので)袖を付け直してさらに寸法を変更してもらったり、襟のデザインを変更したりとまさに世界で一着の仕様になっています。

一方のRR88Gはスタンダードモデルで使用頻度は圧倒的なのですが変更・補修もなく、十数年たった今でもデザイン、機能共に購入時と変わらずに(12年目にファスナーだけは交換しましたが)満足を与えてくれています。…いや、経験を経た革の表情は、むしろより完成度が高まったとさえ思っています。もちろん「新品と交換します」と言われても答えはNO!です。これが『革ジャン』の特異性であり美点だと個人的に思っています。
従ってやはり革ジャンは丈夫であることが先ず本質。重くても結構、ただしライダーズウェアとしてライディングの邪魔はしないこと。そして出来るなら製作者が修理、メンテをしてくれること。そんな一着に出会えるのは、愛機と呼べるオートバイと出会うのに等しいと思うのです。

その『愛機』と共に走るのが快適な季節になってきました。もちろんこれらの革ジャンのエアーインレット、アウトレット共に非常に通気効果が高く、夏のツーリングでも走ってさえいれば快適なのですが、やはりファスナーをキッと上げ、グラブに指を通し、スロットルを開けた時、日々鋭さを増す北海道の秋の風を良く出来た革ジャン越しに感じるのはなんとも言えない快感なのです。その為だけに走り出す価値がある、と思うのです。

ただし…

フルオーダーで作ってもらったジャストフィットの革ジャンも、『成長?』するライダーに合わせて大きくはなってくれません。特に90Sはお腹のあたりが…(汗)。革ジャンの為にも体形維持を頑張らなくては…それともRSAさん、お腹周りの寸法変更、何とかなります?(笑)

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動態保存?

いやいや、一般修理です。

NS400R。で、後ろでミッション抜けてるエンジンと手前で裸になっているフレームがRZV500Rです。どちらも他に選択の余地がない唯一無二のオートバイ。そんなオートバイを保存ではなく、愛機として走らすには、それなりの覚悟が必要です。一般修理の場合、メーカーで部品が出なくなった時点で厳密には修理不能なオートバイになるのです。
例えばNSの場合、クラッチ修理ですがクラッチカバーガスケットもニュートラルスイッチの配線のグロメットも出ませんでした。カバーガスケットはガスケットシートから切り出し、グロメットはゴムの固まりから製作します。どちらも純正部品よりも(多分)高くなります。
RZVはガスケットやシール類はほとんど出ましたが、それでもギア類は全滅、中古パーツを探し、それで組み直しするしかありません。もちろん出来るだけ吟味はしますが、その中古パーツの状態や耐久性はメーカー新品とは異なり、賭け的要素が多分に含まれることになります。プロとしては完全修理とはとても言えないのです。

それでも走らせることを選んだ場合、覚悟してお金をためるか、勉強と情報収集と走らせる事をして下さい。中古パーツを探すなんてのは基本的にはウチの仕事とは思っていませんから。

で、そうまでして走らせる価値があるのか?

もちろん、あります。

似たものがない、唯一無二のオートバイ、それを気に入ったのならそれで走りたいのはむしろ当たり前で、オールオアナッシングだと思います。もちろんウチも全力で応えたいと思います。

少なくても自分はワクワクですし、触りながらドキドキするし、メーカーの技術者の考え方の違い、メーカーのオートバイという乗り物の捕らえ方の違い、さらには当時の時代背景まで見えてきて楽しいですし(その話はまたいずれ…)、昔の憧れのオートバイをこうして触らせてもらえて、さらにそれを治した後にテストライドできるのは、いちオートバイ好きとしてホントにありがたく、幸せに思います。

(追記)

RZV500R、組みあがりました。

カッコイイ…

ところで誰か400か500ガンマの仕事依頼ありませんか…(笑)

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燃えないゴミ…

…ではなくて、手作り工具達の一部です。作業してると特殊工具がなくて手が止まったり、効率悪くてイラッとしたり、下手したら部品壊して二度手間とか、赤字とか…。生来せっかちらしく、なかなか来ない高価な特工を待つくらいならと、とっとと余り部材で工具を作ったりします。で、ゴミ、ぢゃなくて怪しい工具や治具が増えます。ほとんどは一回限りの工具が多く、まさしくゴミになりがちですが、中には市販品にはない優れモノが生まれたりもします(知らないだけかも)。作業する相手の構造・強度、工具そのものの仕組み、材料強度など、ナカナカ勉強にもなりますが、工具だって手間も材料も知恵もかかります。市販のモノの方が安く、しっかりしていますから、誤解なきように。

下は、やはりゴミから生まれた三角スケボー、では無くて、オートバイの首振りキャスター。狭いガレージにオートバイを保管してる人にはいいかもね。これも昔からある道具らしく、多分お安いのだろうなあ…。
でも道具を作っていると、人間の知恵が垣間見えて結構楽しいです。

  

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ズースファスナー

フレームを大加工した結果、タイラップでサイドカバーを留めていたZ1-R(フレーム加工はウチではありません)、セルフイジェクトタイプのズースファスナーで留められるように加工しました。昔のレーサーなんかでたまに見てたけど、これカッコイイですね。コインなんかで回せて、出っ張りも少なく、ナカナカ機能的にも優れています。これでステンとかクロームメッキなんかだったらもっと良いのになあ…。
受け側のステーの取り付けがけっこう厄介だったけど、タイラップで留めるのに比べてグッと所有感は高いですよね。たかが…と言われればそうだし、加工賃も含めれば決して安くはないのだろうけど、そんな思いがオートバイ全体の印象を作るのか、見慣れたはずのこのZ1-Rが今日はまた一段とカッコよく見えました。

製作者の自己満足か…。いまだに、一仕事終えて一人悦に入る自分がいます。

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KAWASAKI! Kawasaki!

たまたま歴代のベアリングクランクのカワサキ空冷車が(ざっくりと)揃いました。GPz以外はもちろんお客さんのオートバイたちです。今は2010年ですよねえ…。

なんだかなあ…。「やっぱりカワサキが得意なんですか?」とよく言われます。ここでハッキリ言いますがそんなことはありません、と言うよりメーカーでオートバイを判断したり好き嫌いを決めたりはしません。個人的な好みもあくまでもオートバイそのもので決まります。たまたま自分が選んだオートバイがGPz1100で、それがカワサキのオートバイだっただけです。空冷Z系は確かによく触りましたが、他のオートバイ、他メーカーのオートバイ、新しいオートバイも同じように真摯に向き合って触らせてもらっていますよ。それぞれにオートバイは魅力的で、一日中そんなオートバイを触ることを仕事にしているのはまったく幸せな事だと、ここしばらく急に忙しくなった中でも思います。

ま、でもカワサキのオートバイに乗ってる人は空冷にせよ、水冷にせよ古くても一台のオートバイを後生大事に乗ってる人が多い気がします。メーカーはともかくそんなオートバイ乗りは好きです。だからウチみたいなオートバイ屋にはそんなオートバイが多いのだと思います。

と、言うわけで、何処のメーカーのオートバイでも(インチ系はあまり工具ないですが)気軽にいらしてくださいね。

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早い!速い?

まあ、気持ちはとっても解ります…

2月だというのに初乗り…自分はチェックがてら近所だけでしたが、オーナーはきちんと装備してきて、とりあえず『ドーリを流して』きたらしい。ま、彼にとってはそれでもグッと抑えてだろうけど。凄い勢いで雪解けが進んでいますね。このままなら史上最速の雪解けか?ウチとしてはありがたいですが。そろそろ春に向けての仕事も入ってきました。中にはこんなのも…

2ストV4に6気筒…時代錯誤の感もありますが、かつての…は死なず!キッチリ仕上げますよ〜。楽しみです。どうやら今年もウチらしく始まったようです。あ、でもウチは古いバイク専門ではありませんからね!
あと、春先につい乗ってしまったら、即水洗いして下さいね。融雪剤の残りは腐食の大敵ですし、滑り止めの砂はいろんなところに入り込みますよ。さらについ遠出してしまって雪にあたったら、落ち着いてとりあえずタイヤの空気圧をガッツリ落として下さい。1キロ以下でもビードは落ちないものです。意外と走れますよ。もちろん緊急策であって、本格的シーズン前に無茶は控えましょう…?! 

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積載装備

そんなに積むかぁ?…って積みます。そしてけっこう平気なんです。

ソロ用の重装備です。

以前、数週間、数ヶ月の旅を普通に走っていたころの名残りなのか、イザとなれば帰らぬ旅に出られる装備とオートバイがあると、日常生活の中でもどこか安心していられます。(イヤ、別にウチは夫婦仲いいですよ!
このキャリアには、アタッチメントが用意してあって、それを使うと、テント、シュラフ、マットがリアバッグ後ろに積めてタンデムのキャンプ装備も可能です。 写真のテントは二人でも快適な2〜3人用なので、ただテントで寝るだけのソロ用ならリアバッグも含め、もっとコンパクトになります。そのうち紹介しますけどテントとシュラフ、マットは旅の家、これらのチョイス次第で次も行くか、イヤになってオートバイ遊びをひとつ捨てるかが決まります。大事ですよ〜!

 

  

上は自分のGPz1100に作ったキャリアの取り付け方法の紹介です。リアフレームエンドにテールランプユニットをとめるボルトがあったので、そこからテールカウルの隙間を通って外にマウント部を出すステーをアルミで製作し、いちいち外すのが面倒なので、アルマイトをかけて目立たなくしました。後はグラブバーの4本のネジを使って固定します。強度はこれで充分、ダートや多少のジャンプでもビクともしません。荷物の落下は思わぬ大事故を招くのでキャリアの取り付け強度の確保は基本中の基本です。ついでにカウル内の車載工具バッグには厳選した工具とボルト・ナットが入っています。出先でかなりのトラブルに対処出来ます。キャリアの高さはキャリアに荷物を積んだままシートが開けられるように設定してあります。

 

  

キャリアが付いたら、それにパニアバッグを載せちゃいます。以前はタンデムシートにもっと大きいパニアバッグ(片側30L〜40LのGearsack!オーストラリア製)使ってたんですが、奥さんを京都にオートバイで迎えに行った際にたまたま見つけたナンカイ製のコレ、20Lぐらいで形も使いづらそうだったのですが意外と荷物入ったし、作りもシンプルでよけいなことをしていない。さらにこのウィンカーとの絶妙なクリアランス!運命を感じました?。テールバッグもでかい(やはりGearsack製45L)ので今はこれで充分です。で、右はそのテールバッグ用のアタッチメント。このステーにカバンがサクッと入ります。跳ね上がり防止のベルトをカチッととめて、基本終了。ホント良く出来てる。長い旅を知る国の商品て気がします。

 

  

ハッタリに近いですが、盗難防止用の南京錠も付けられるようになっています。最後にテント、マットをリアバックステーを支えにしながらストレッチコードでバッテンと直角の基本締め。これだけでキッチリ留めるようにね。ネットはホント、ただのカバーと思ってください。ゴミ袋をはさんで雨の日のレインカバーにはなります。
後は貴重品などを入れるタンクバッグを乗せます。リアの積載量に余裕があるので、ウエストバッグやハンドバッグにもなる小さいものですが意外と容積があって使いやすいです。

重装備の姿を見ると、こんなんで走って楽しいのか?と思われがちですが、人間というのはホントに凄く、すぐに慣れます。そしてその条件の中で、その条件を楽しむことが出来ます。自分はこの状態のこのオートバイで内地のオフロードバイクとしか会うことのないような林道を走ったり、東大雪の三国峠の下りを***q/hで駆け下りたりしていますが、いずれも最高に楽しかったですよ!オーストラリアでは似たような装備で半砂漠も走りました。
荷崩れさえしないように気をつければ、オートバイ遊びの本質を損なうことはない、と思うのです。

今年はどこ行こうかなぁ…。

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道具自慢

ま、やっぱりコレはやっとかないと…(一部PRIVATE記事から移動しました)

 

昨年11月あたま、雪が降った後に道路の雪は溶けたのをいいことに裏山散策に行ってきました。店自体が山にあるので裏山と言ってもかなり深く、けっこう楽しめるのです。最高地点はまだ過日に降った雪が残り、AXLR-1に履いているK-180ではかなり肝を冷やしました。でもその時期の林道では葉っぱが落ちた森の見通しも良く、夏には見えない沢筋や、山間から覗く町並みが新しい発見をもたらしてくれます。行けるところまで行って、開けた伐採地でおでんを温め、食後にコーヒー。凛とした静寂の中にウイスパーライトとドラゴンフライの音が響きます。野点はやはり良い。おでんにコーヒーという変な取り合わせも、全て許されます。エネルギー満タンの帰り道、いくつかのわき道に刺さりこみ、ぐちゃぐちゃのヌタ場にバイクも突き刺してきました。

で、今回の野点セット。全てリュックに入ります。さらにお客さん二人はもてなす事が可能な充実の内容です。

手前のバーナーはMSRドラゴンフライ。強力な上にガソリンバーナーにもかかわらずとろ火可能な名機です。ただウルサイです。冬山の孤独には頼もしいかもしれませんが、静かなキャンプ場では迷惑なほどです。その点は以前使ってたウイスパーライトのささやきは良かったです。

最近は、コーヒーだけの野点やショートツーリングならば後ろにあるスノーピークのガスバーナーだけを持っていきます。コンパクトなのにバーナーヘッドの火力が強く、メッシュホースがしなやかで設置に気を使いません。

次はコーヒーセット。ヤカンはオーストラリアを走っていた時から気に入っている定番のトランギア。コーヒーカップは景品でもらったステンの保温マグカップ。オールチタンほど唇や指が熱くならないのが良いかと思います。ペーパーフィルター受けはこれも頂き物のスプリングタイプ。軽量、コンパクト、壊れない名品だと思います。

後ろ左のコッヘルは中古ショップで見つけたノンブランドの逸品!さんざん探していたが良いサイズのモノがなかなか見つからず、近所の中古ショップで安く、所在無げに並んでいたコイツを見つけた時は小踊りしました。こういったキットでは役に立たない事が多いフライパンは材質が厚く、テフロンコートまでしてあります。スタッキングされた鍋は3サイズ、アルミ皿4枚、それに今まで使っていたキットのプラ皿2枚、おわん3個がピッタリ収まりました。お客さん3人ぐらいなら宴会ができそうな内容です。

折りたたみ式の椅子とテーブルは、まあよくあるヤツですね。あるとありがたいモノですけど、嗜好品的道具と言っていいかな。

オートバイツーリングは荷物を極力減らすのが肝要ですが、欲しいものが有るのも旅を幸せにします。自分の長距離用バイクキャンプ道具は、もうずっと 更新されていません(コッヘル以外)。過不足が無いのです。でもこういった定番を見つけるまでは無駄な買い物をすることも多いと思います。意外と経験が要るんですよね。

少しでも参考になればと、今後自分の装備の紹介を自慢もかねて(?)アップしてみますね。

オーストラリアを走っていたころ。
オートバイに積んだ装備だけで何ヶ月も“生活”していた。

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あくまでお遊びですよ…

外は本格的に雪景色ですねえ。机の中からこんなん出てきました。

15年程前かな?スノーモービルのスキーを片方もらい、エッジを作って溶接し、おちてた41パイのフォーク、おちてたなんかのリアサスのダンパー、サポートをワンオフで作ってキット完成!てシロモノ。始めのうちはDT125に付けてスパイクタイヤ履かせてアイスバーンをフルカウンターで走って遊んでたのだけど、別にメリット無いことに気が付いて、パドルタイヤを試行錯誤で製作して(バイアススリックに鋼鉄パドルをネジ止め!殺人タイヤ!良い子はマネしないように!)深雪に踏み込みました。
ところが深雪では速度を乗せるまで相当なトルクが必要で、125では高回転を維持しないと前に進まず、なかなかシフトアップできる速度まで加速しない。結局低温もあってか焼き付かせてしまった。じゃ250ってことでお客さんのCRMを強引に借りて、おちてたフェンダーでアンダースキー作って、キャブにアイシング対策して再トライ。河川敷におろして海まで、と言う野望?を達成した。
今ならあちこちから色んなキット出てるけど、こいつほど「バイク」ではないだろうなあ。誰にでも乗れるシロモノではなかったけど、加速して車体が雪に浮いて、シフトアップしてからの加速は当時のスノーモービルをも置き去りにするものだった気がする。どっかに動画あったんだけどなあ…。

しかし遊びにムキになって、無駄からも学ぶ(ホントか?)事をヨシとしたあの頃、今の自分は勝てるのか?いずれにせよあの頃があってこその今です。よかった。

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つわもの

  

BMWのR100GSです。BMWと言うバイクはあまり改造されることがないのですが、こいつは見た目ずいぶんノーマルから離れてます。とはいえ、実際は47リッタータンク、DRハンドガード、XJ750E200パイヘッドライト、X4ルーバーぐらいで、機能的にはノーマルです。ただこいつは、本当に必要に迫られて改造されているのです。旅人は不要な改造にお金は使いません?!(バーナー用フューエルコックとか、焼網を加工したヘッドライトガードとかユニークな改造は多いです。)
今年、このバイクはウラジオストックからロシアに入り、ユーラシア大陸を横断し、北欧からヨーロッパに入り、イギリスにも寄りながらポルトガルの最西端まで走りきりました。ドライブシャフトのトラブルはあったらしいけど、本人ともども無事に帰ってきました。手を貸した者として嬉しく思います。
当の本人はツラッとした顔で、すでに次の旅のために内地へ出稼ぎに行きましたが、数々の土産話が楽しみです。と同時に、帰ってきて凄みが増したであろうその姿にも早く会いたいです。
『走った分だけ仕上がっていくオートバイ』と言うのは確かにあるんだ、と思わせてくれる一台であり、乗り手です。

モンゴル国境付近にて

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